クラシカルなデザインをしたミラーレス。
ですが、中身は最新のデジタルデバイスが詰まった、PENシリーズのハイエンドモデルです。
カメラの操作が主にダイアルとなるので、カメラ初心者はちょっと取っ付き難いかも知れません。
しかし、このスタイルに惚れてPEN-Fでカメラを始めた方も多いですよ。
PEN-Fの特長
画像引用元:OLYMPUS(https://olympus-imaging.jp/)
PEN-F 3つの特長
・クラシカルなデザイン
・電子ビューファインダー
・5000万画素ハイレゾショット
クラシカルなデザイン
画像引用元:OLYMPUS(https://olympus-imaging.jp/)
PEN-Fの1番の特長は、なんと言ってもデザインでしょう。
もちろんカメラとしての性能も高いのですが、PEN-Fのスタイルに惚れて購入された方が多くを占めるのでは無いでしょうか。
1963年にOLYMPUSから発売された、フィルムカメラのPEN-Fをモチーフとしており、とてもクラシカルなデザインとなっています。
電子ビューファインダー
画像引用元:OLYMPUS(https://olympus-imaging.jp/)
PENシリーズには、ファインダーが搭載されていません。
しかしPEN-Fは電子ビューファインダー(EVF)を搭載。
有機ELのファインダーは、ファインダー倍率約1.23倍(35mm判換算約0.62倍)。
視野率約100%に236万ドットと、発売当時を考えても性能の良いファインダーとなっています。
さらにはダイナミックレンジを広げる「OVFシミュレーションモード」や、ピント位置が色つきで表示される「ピーキング」など、とても使いやすいファインダー!
5000万画素ハイレゾショット
画像引用元:OLYMPUS(https://olympus-imaging.jp/)
PEN-Fは2030万画素のカメラですが、「50Mハイレゾショット」の機能を使うことで、5000万画素相当の写真を撮影することができます。
0.5ピクセル単位でセンサーを動かしながら、合計8枚の写真を撮影します。
それを合成することで5000万画素の高解像度な写真を撮れるわけです。
おなじ構図で8枚の写真を撮影しますので、50Mハイレゾショットを使用する時は三脚が必須となります!
PEN-Fのレビューやインプレ
※レビューは価格.comより引用しています。
PEN-Fの良い評価
【デザイン最高 ローパスレスで画質もグット】 デザインはマイクロフォーサーズの中では一番良いと思います。 動体写真がメインならもう一台別のカメラを買いましょう。 自分は今の所、このカメラをドール専用カメラで 使用していこうと思います。 首から下げてスナップ写真撮りに行くのも デザインが良いのでいいかもしれませんね。 一番の問題は値段ですね。 エントリーのフルサイズが帰る値段がしますので。 このカメラを買う人はその辺もわかって購入 しているはずでしょう。
【IS(手振れ補正)がすごい。300mmでもピタッと止まります。】 PEN-Fは 2000万画素になり目を見張るような解像感はありませんが、E-M5のような硬い線の太い感じはなく、自然な絵作りで、人の肌色質感が良くなりました。レンズの持ち味良さをちゃんと出してくれます。3/4では12mmくらいで細かい木の枝森が写るような風景には画素が足りず今一つ満足できませんでしたが、Fはいい感じに記録されます。画質APS-Cとなら勝負できるような気がします。一番の売りはデザインで、長く付き合えそうな質感です。持って歩くのが楽しくなる機械です。 大きさの割に重さを感じない。 ポートレートが多いのですが、Fと25mm、45mm最高の組み合わせです。 結局普段は12mmを付けて持ち歩いています。 マイクロフォーサーズはEM5、GX7、PENF持ってますが、 このカメラがあれば十分。すべてをカバーできます。 画質が良くなったためフルサイズを持ち出す機会も減りました。
【デザインに惚れて】 デザインがカッコいい。手ぶれ補正も強力。 他の機能や画質も不満が出るレベルではないが、 最近のミラーレスの高機能化を考えると他の機種の方が 多くの状況で実用的に撮影できるかも。
PEN-Fの悪い評価
【なんとも手に馴染まない】 マイクロフォーサーズはLumixをずっと使ってましたが、 今回初PENです。 製品画像を見たときから気になってはいたのですが、 親指AFがかなり難しいボタンレイアウトです。 サムレスト脇の狭いエリアにFNボタンがあるため、 指をやる動作が自然にできません。 EVFは見やすく、切り替えも違和感が無いですが、 やたらEVF内の箱が視界に入るのは何故ですかね... シャッターボタンも押し込む際に妙な重さがありシャッターチャンスを逃すこともしばしば。 (Lumixが軽過ぎるってのもありますが) 露出ダイヤルも堅めで、しっかり指を当てないと回しにくい。 軽すぎてもダメでしょうが、気持ちいいとは言えないです。 独立させるならもっとトルクやクリック感を調整して欲しい。 メニューの階層や操作UIも分かりづらい。 これは慣れとは言え、カードセットアップ系が上位ってのはどういったロジックでしょうかね。 オリンパスはいつもそうなのでしょうか。 画質についてはまだBridgeが非対応のためJpegしか見てませんので未評価ですが、 ピクセルが増えた分解像感は上がってるように見えます。 色々書きましたが、PEN-FからLumixに戻ると、 フィールが自然でストレスがありません。アナログカメラを知らない世代なので、 個人的にはルミの方が肌に合うと再確認した次第です。 ともあれ、カメラっぽい・クラッシックな体が好きな方にはオススメのカメラです。
【不安定と言うか個体差が大きい】 デザインばかりが話題になりますが、デザインだけでなく基本のしっかりしたカメラです。 ただし、PENでありながらEVF内蔵とはいうものの、OM-Dのような防塵防滴ではないので、天候を選ばずに持ち出せるわけではありません。お天気のよい日のお散歩のお供にいいです。 ちなみに、デザインはたしかによいとは思いますが、少しゴツい。 あと、花文字のFが数量限定のステッカーでしかないというのは少し残念。材質的に刻印が難しいそうですが、ここまでこだわるなら中途半端という気がします。 また、本体の塗装は少し傷がつきやすいです。そういう点を考慮するとデザインに満点はあげられません。 あと気になる点としては、EVFとシャッターフィーリングの悪さ、バリアングル液晶の立て付けが少し悪い点でしょうか。 EVFはE-M5IIなどの少し前の機種と比べてもフリッカーが目立ち、液晶との切り替えをオートにしていると、エラーが多いです。 さらに、シャッターが半押しになる手前で若干の引っ掛かりがあり、最初はAFが効かないのかと思いました。同僚の持っている同機種でも同じなので、仕様でしょうか。ヨドバシカメラの店員さんもそうおっしゃってました。 まぁ、レビューは気になる点も触れなければいけませんので、気になる点ばかり並びたてましたが、題名の通り、気軽にお散歩に持ち出したくなるカメラですね。 私は気に入ってます。←ここは若干訂正します。価格を考えるともう少し頑張って欲しいです。
PEN-Fの主なスペック
発売日 | 2016年2月26日 |
タイプ | ミラーレス |
センサーサイズ | マイクロフォーサーズ |
画素数 | 2030万画素 |
高感度 | IISO80~1600(拡張:ISO25600) |
連写速度 | 10コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/16000~30 秒 |
AF測距点 | 81点 |
液晶モニター | 3.0インチ・104万ドット |
ファインダー倍率 | 1.23倍 |
ファインダー視野率 | 100% |
撮影可能枚数 | 330枚 |
記録メディア | SDHCカード SDカード SDXCカード |
Wi-Fi | 〇 |
Bluetooth | × |
NFC | × |
本体サイズ | 124.8(幅)x72.1(高さ)x37.3(奥行) mm |
重量 | 373g |
実売価格 | 115,000円前後(ボディのみ) |
まとめ
こんな方におすすめ
- クラシカルなデザインが好きな人
- 強力な手ぶれ補正が必要な方
- 5000万画素相当の高画質写真を求める方
デザインばかり話題になりがちな機種ですが、カメラとしての性能も高いのがPEN-Fです。
とてもカッコいいカメラですが、PENシリーズの中では最も価格が高い。
そして個性的なカメラのせいなのか、発売から約2年経過した今でもあまり値下がりしていません。
ちょっとお高めなミラーレスですが、ほかの人と違うカメラを持ちたい方には打って付けなモデルですね。