キヤノンにはEOS Kiss X7と言う、超ロングセラーの一眼レフがありました。
その特長は一眼レフとは思えないほど小型軽量で、持ち運びしやすく女性を中心に大ヒット!
しかし発売から年数も経ち、ほかの一眼レフに比べると不満点が多くなってきていました。
そして登場したEOS Kiss X7の後継機が「EOS Kiss X9」
本体のサイズはほんのわずかに大きくなりましたが、カメラとしての性能は大幅にパワーアップ!
また人気が爆発すること間違いなしの一眼レフです。
EOS Kiss X9の特長
※画像引用元:キヤノン(http://canon.jp/)
EOS Kiss X9 3つの特長
・小型軽量さは健在
・パワーアップしたカメラ性能
・SNSとの相性抜群
小型軽量さは健在
※画像引用元:キヤノン(http://canon.jp/)
EOS Kiss X9の特長はなんと言っても、コンパクトで軽いと言うことです。
現在販売されている一眼レフの中でも最小サイズで、唯一対抗できるのがNikonのD3400ですが、D3400と比べても幅・高さ・奥行、全てEOS Kiss X9の方が小さい。
そしてキングオブカメラである一眼レフなのに、重量はわずか453gしかありません。
持ちやすくて疲れにくく、持ち運びのときも荷物になりにくいので、とにかく女性に人気!
反対に男性だとカメラが小さくて、持ちにくいレベルなんです。
パワーアップしたカメラ性能
※画像引用元:キヤノン(http://canon.jp/)
EOS Kiss X7が2013年発売でしたので、4年分一気に進化しました!
どこが進化したのか?と言うよりも全部パワーアップしてます。
画素数は1800万画素から2420万画素へ。
高感度はISO100~12800からISO100~25600へ。
画像処理エンジンに至っては、エントリーモデルなのに最新型の「DIGIC7」を搭載するなど、とても優遇されています。
EOS Kiss X7のようにロングセラーなモデルになって欲しいと言う、メーカーの思いがあるのでしょう。
EOS Kiss X7とEOS Kiss X9の違いをまとめてみました。
EOS Kiss X9 | EOS Kiss X7 | |
センサーサイズ | ASP-C | ASP-C |
画素数 | 2420万画素 | 1800万画素 |
ISO | 100-25600 | 100-12800 |
映像エンジン | DIGIC7 | DIGIC5 |
連写速度 | 5.0コマ/秒 | 4.0コマ/秒 |
モニター | バリアングル | 固定式 |
AF測距点 | 9点 | 9点 |
撮影可能枚数 | 650枚 | 380枚 |
Wi-Fi | ○ | × |
Bluetooth | ○ | × |
NFC | ○ | × |
本体サイズ | 122.4mm(幅) 92.6mm(高さ) 69.8mm(奥行) |
116.8mm(幅) 90.7mm(高さ) 69.4mm(奥行) |
重量 | 453g(ブラック) 454g(シルバー) 456g(ホワイト) |
407g(ブラック) 410g(ホワイト) |
SNSとの相性抜群
※画像引用元:キヤノン(http://canon.jp/)
EOS Kiss X7の時にはネットワーク機能が全くありませんでしたが、EOS Kiss X9はしっかりと搭載!
Wi-Fi・Bluetooth・NFCに対応し、撮影してすぐさまスマートフォンへ写真を送れます。
ランチの写真やお店の雰囲気を、高画質で撮りたい!
と思ったらやはり一眼レフになるのですが、一眼レフって案外大きいのでお店の人に撮影の許可を貰っても、店の中で撮影しにくいんですよね…。
ですがEOS Kiss X9なら大丈夫!
カメラが小型なので、一眼レフでもカバンから取り出し気軽に撮影できます。
また小型故に持ち運びしやすいので、気になったところがあればサッとカメラを取り出し写真を撮れる。
そしてネットワーク機能を使って、リアルタイムにSNSへアップできます!
EOS Kiss X9のレビューやインプレ
※レビューは価格ドットコムより引用しています。
EOS Kiss X9の良い評価
【初心者には十二分】 初心者には十分です。 Wifi機能が嬉しいです。PCのEOS utilと連携させればSNSにもあげられるみたい? 使っていないのでわからんですが、そういったことも出来るみたい。 スマホともWifi,BTで連携できるみたいです、多機能なんじゃないのかな これからもっと使いこなしていくという期待もコメて星5個です。
【廉価版だけど奥が深いKiss】 いつも持ち歩ける小型軽量kissが、また極まりました。フルオートでも安心していい写真が撮れる一方で、設定に凝ればいろいろ深入り出来る、欠点もなく廉価版ながら奥が深いEOSです。でもここで満足しないで、次のkissではさらに小型最軽量・多機能化を期待しています!
【しばらく使ってみて】 ほぼ完璧なだけに、動画撮影時の音声の欠点が目立つ。 入門「一眼レフ」としては満点だが、「動画機」としてはそれなり、ということになる。それでも以前のコントラストAF機とは比べものにならない進化を遂げているので、高性能な外部マイクさえあれば動画機としても優秀になる。
EOS Kiss X9の悪い評価
【もはやミラーレス機の時代です】 メーカーはX9をオート撮影やシーンモードでの撮影前提こカメラと考えて設計しているのでしよう。 そのため、カメラ任せで撮らず、一眼レフ本来の撮影意図を反映しつつ撮るという、クリエイティブな撮影では、イマイチ使い勝手の悪いカメラにあえて意図的??に仕上げられているように感じます。 CANONの沢山あるラインナップの中でのローエンド機のX9では明確に製品の機能を削減するのは当たり前ではありますが、いざ一歩進んだ撮影をしようとしたら、イライラして買い替えたくなる、上位機種への買い替え促進にも配慮しているのでしょう。それがメーカー目線というヤツです。 ユーザー目線で見たら、この機種の予算以下で、たとえばソニーα6000などの使い勝手が良く、撮影意図をずっと反映しやすいカメラに仕上がっている、ファインダー付きのミラーレスが個人的にはおススメとなります。 これから、X9のようなデジタル一眼レフのエントリー機種を手にしようとされるなら、何故使いやすくコンパクトなミラーレスではなく、一眼レフタイプを選ぼうとするのか? そのあたりは、十分に検討された方が良いと感じます。 個人的にはこのクラスのエントリー一眼レフの使命はもう終わっていると感じますね。
EOS Kiss X9のレビューまとめ
入門用一眼レフとしては、かなり性能が良くなりましたので、購入された方の満足度は高い。
その中でも、やはり気軽にいつでも持ち歩けると言う意見が多かったですね。
一眼レフとは思えないほど小さくて軽いEOS Kiss X9だからこその意見です!
悪い評価の方で上がった「これからはミラーレスの時代です」と言う意見。
これはまさにその通りで、一眼レフよりもミラーレスの方が販売が好調です。
いま、一眼レフを選ぶメリットとしては、持ちやすいグリップ・光学式ファインダー・バッテリー持ちの良さ位のもの。
一眼レフ・ミラーレス、両者共に一長一短がありますので、あなたに合った方を選びましょう!
EOS Kiss X9の主なスペック
発売日 | 2017年7月28日 |
タイプ | 一眼レフ |
センサーサイズ | APS-C |
画素数 | 2420万画素 |
高感度 | ISO100~25600 |
連写速度 | 5コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/4000~30 秒 |
AF測距点 | 9点 |
液晶モニター | 3.0インチ・104万ドット |
ファインダー倍率 | 0.87倍 |
ファインダー視野率 | 95% |
撮影可能枚数 | 840枚 |
記録メディア | SDHCカード SDカード SDXCカード |
Wi-Fi | 〇 |
Bluetooth | 〇 |
NFC | 〇 |
本体サイズ | 122.4(幅)x92.6(高さ)x69.8(奥行) mm |
重量 | 453g |
実売価格 | 58,000円前後 |
まとめ
こんな方におすすめ
- スマホカメラから一眼レフへ乗り換える方
- 小型で軽いカメラを探している
- スマートフォンにすぐ写真を送りたい
EOS Kiss X7待望の後継機として登場したEOS Kiss X9。
もっと爆発的に売れるかと思っていましたが、今のところ普通の販売数。
EOS Kiss X7もダラダラとずっと売れたって感じなので、EOS Kiss X9もこの調子で長く愛されるカメラになるのかも。
EOS Kiss X9の小ささは画像では伝わりません。
ぜひお近くの電器店に行って、見て触ってみてください。
おもちゃか?と思うほど小さくて軽いので、ビックリするはずですよ!
フルサイズ一眼レフを使っている人がEOS Kiss X9を持つと、思わず笑ってしまうほどの小型さです(笑)