2018年に登場した高倍率ズームレンズ。
光学7.5倍ズームで、焦点距離28-202.5mm(35mm換算)となり、1本のレンズで広角から望遠までカバーできます!
E 18-135mm F3.5-5.6 OSS SEL18135の特長
E 18-135mm F3.5-5.6 OSS SEL18135 3つの特長
- 光学7.5倍の便利さと画質を両立
- とてもコンパクトで軽い
- リニアモーター採用で高速に動くAF
光学7.5倍の便利さと画質を両立
※画像引用元:ソニー
ズームレンズはズーム倍率が大きくなるほど、画質が悪くなります。
このレンズは倍率7.5倍ですので、画質を犠牲にして便利さを優先したレンズと思ってしまいますが、画質も頑張っています!
ズームレンズだけど画質も綺麗
EDレンズ2枚、非球面レンズ1枚が使用されており
ズーム倍率
コンパクトさ
低価格
この3点を考慮すると、このクラスのレンズにしては、かなり画質が良いレンズですね!
とてもコンパクトで軽い
※画像引用元:ソニー
サイズも小さく軽量
E 18-135mm F3.5-5.6 OSSのサイズは
最大径67.2mm
全長88m
重量325g
小さくて軽いレンズに仕上がっています。
発売が2018年と新しいこともあり、光学性能を維持しつつ、小型化と軽量化が詰められていますね。
リニアモーター採用で高速に動くAF
※画像引用元:ソニー
より上位の「XDリニアモーター」では無いものの、リニアモーターを採用しており、高倍率ズームレンズにしては、とてもAF駆動が速い。
カメラとの相性にもよりますが、動体撮影を難なくこなせるほどの性能となっております!
E 18-135mm F3.5-5.6 OSS SEL18135のレビューやインプレ
※レビューは価格.comより引用しています。
E 18-135mm F3.5-5.6 OSS SEL18135の良い評価
開放から画面の大部分できちんと解像します。
開放の広角側の四隅は解像が落ちますので細かい描写が必要な場合は絞りたくなります。
ただ、使えないほどではなく、大きな問題とは感じていません。
望遠側の最短撮影距離付近は開放F値でもホワつかず、シャープな描写です。
マクロ的な撮影での大ボケは柔らかいですが、望遠側の微ボケは二線っぽくなったりします。
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リニアモーターのAFは爆速で、向かってくるトンボでも瞬時にとらえることができます。
周りを走り回る子供のAF追従も良好です。
α1の30コマ/秒連写にも対応します。
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最短撮影距離0.45m(最大撮影倍率0.29倍)、APS-Cなので、0.435倍とハーフマクロ並に寄れますので、問題はありません。
ただ、広角側は0.3mぐらい欲しかったです。
最短を欲張っていないせいか、近接は開放F値でも大変シャープな描写です。
レンズ内手振れ補正付きで安心です。
135mm(200mm相当)で適当に撮ると1/25秒(3段)でもブレますが、両手オデコの3点でしっかり構えると1/13秒(4段)ぐらいまでは
拡大でもシャープにブレなくとれたりもします。自分は手振れしやすい方ですが、3-3.5段位はあるのではないでしょうか。
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防塵防滴対応は非対応ですが、F値の暗さゆえ、晴れや薄曇りでの使用が多く、自分の使い方では実質的な問題は少ないです。
良い評価
持ち替え、付け替え不要の便利さ。とにかく、それが大きい。
特に何も目的なく持ち出す場合、あれこれ持っていったけど、一周回って結局これ!オールマイティーに使えます。
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キットレンズなので、便利=初心者向けのように言われがちですが、決してそうではありません。
本体にこれを付けて、目的に応じてもう一本持つのが、いいかな。
とにかく、付けてても軽いので、荷物の負担にもなりません。
比較検討対象に18-200もありますが、レビューでも暗さに対する不満、AFに対する不満、そのわりにコスパがよくない、と書かれてる通り。
なので、迷うことなく、こっちを選びます!(  ̄ー ̄)ノ
良い評価
高倍率ズームと言えども、侮れない描写をするレンズだと思います。
中心部は絞り開放から十分にシャープです。
広角端18mmの周辺部は、絞り開放では甘いですが、絞るにつれて解像力が上がっていきます。
このレンズの一番解像力が高いのは50mm~100mmの中望遠レンジだと思います。
望遠端の135mmも中央部はしっかりとした描写なので、45㎝まで寄れる換算200mmとして存在価値があります。
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最短撮影距離がズーム全域で45㎝なので、望遠端で使えばそれなにマクロっぽい近接写真が撮れます。
でも、広角域での最短撮影距離45㎝は物足りません。
せめて35㎝ぐらいまで寄れたら使いやすいのに、と非常に残念に思います。
かつてマイクロフォーサーズのカメラで使っていたLUMIX G VARIO 14-140mm/F3.5-5.6は、広角域(14mm~21mm、換算28mm~42mm)は最短撮影距離が30cmと短く、より表現力が豊かでした。
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フルフレーム換算で広角28mm~望遠200mmの広いズームレンジにも関わらず、驚くほど小型軽量です。
旧キットレンズ、E18-55mm F3.5-5.6 OSS SEL1855と比較しても、28mm長く、131g重いだけで、それほど大きく感じません。
望遠側の換算300mmを諦めたことで、SONYのAPS-C用の高倍率レンズでは一番携帯性に優れ、使いやすいレンズになっていると思います。
E 18-135mm F3.5-5.6 OSS SEL18135の悪い評価
悪い評価
厳しめに評価すると、E16-55mm/f2.8G >> E70-350mm/f4.5-6.3G > E18-135mm/f3.5-5.6となります。
やはり解像力、ボケ、ヌケの良さ、で、E16-55mm/f2.8Gという傑作レンズには及ばず。
このズームレンジと考えると満足、、かというと、個人的にはズームレンジより解像性能、ボケ、ヌケの良さ優先なのでE16-55mm/f2.8Gの代わりは厳しいかな。、
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設計も新しいレンズなので、遜色ない仕上がりですが、E16-55mm/f2.8Gが優秀すぎるので少し厳しめのレビューになりました。
手振れ補正が良く効くので夜景レンズとして使うつもりでしたが、ワイ端18mm(換算27mm)は少し狭いか。。
E 18-135mm F3.5-5.6 OSS SEL18135の公式作例
※画像引用元:ソニー
E 18-135mm F3.5-5.6 OSS SEL18135の主なスペック
発売日 | 2018年2月2日 |
対応マウント | SONY Eマウント |
フルサイズ対応 | × |
レンズ構成 | 12群16枚 |
絞り羽根 | 9枚 |
焦点距離 | 18-135mm |
最短撮影距離 | 0.45m |
最大撮影倍率 | 0.29倍 |
開放F値 | F3.5-5.6 |
画角 | 76~12° |
手ブレ補正 | 〇 |
防塵 | × |
防滴 | × |
フィルター径 | 55mm |
本体サイズ | 67.2x88mm |
重量 | 325g |
実売価格 | 64,000円前後 |
まとめ
2018年に発売されたレンズですので、新しい光学設計により、性能に隙が無い高倍率ズームレンズに仕上がっています。
高倍率ズームと言えば、その便利さと引き換えに、画質はそこそこでAFの動作が遅いなど、妥協しなくてはいけない点がありました。
「E 18-135mm F3.5-5.6 OSS SEL18135」は、その欠点を出来るだけ改善しており、お値段も控えめです!
撮りたいものにもよりますが、ダブルズームキットを購入されるよりは、こちらのレンズを選ばれた方が満足度が高いと思いますね!
良い評価