2021年に登場した「FE 40mm F2.5 G」
Gレンズらしい上質な写りはそのままに、小型軽量化とオートフォーカスや近接撮影能力を底上げし、使い勝手の良さが光るレンズです!
チェック
FE 24mm F2.8 G
FE 50mm F2.5 G
上記の2本とシリーズになっているレンズで、レンズの外形寸法が最大径68mm×長さ45mmが統一されているため、動画撮影でジンバルを使用される方に配慮された設計ですね。
ソニーのFE 40mm F2.5 Gレンズは、高性能かつコンパクトなサイズで、幅広いジャンルに対応しているため、フルサイズミラーレスカメラユーザーにおすすめのレンズです。
FE 40mm F2.5 Gの特長
スペックや特徴
レンズは防塵防滴設計が施されているため、屋外での撮影でも安心です。
FE 40mm F2.5 Gは、同じ40mm焦点距離のレンズと比較しても優れた解像力と色再現性を備えており、周辺光量の低下が少なく絞り開放でも中央部から周辺部まで、一定の明るさが保たれている点も特筆すべきでしょう。
F/4.0にまで絞ると、周辺光量落ちは無くなります!
レンズのデザイン
GMやツァイスとはまた違う、ゴツゴツとしたレンズデザインがかっこいいですね!
操作性や使い勝手
FE 40mm F2.5 Gの操作性は非常に優れています。
ポイント
非常に小型なレンズなんですが
・フォーカスリング
・絞りリング
・フォーカスホールドボタン
・フォーカスモードスイッチ
・絞りリングクリック切り換えスイッチ
など5つの操作系が備わっており、手動でのフォーカス調整や絞り調整がスムーズに行えます。
フォーカスリングはピントが合っているときに微妙に重くなるフォーカスリングトルク機能が搭載されており、正確なピント合わせが可能です。
さらに、レンズ全体には、滑らかで柔らかなタッチのコーティングが施されており、使い心地が非常に快適です。
画質
FE 40mm F2.5 Gの画質は、非常に高い水準を誇っており解像力や周辺光量、ボケ味や色再現性など、あらゆる面で高いクオリティを実現しています。
開放絞りから解像力は非常に高く、F/8.0まで絞ると画像の周辺部までクッキリとした描写が可能。
周辺光量も均一で、画像全体に明るくクリアな印象を与えます。
ボケ味や色再現性
FE 40mm F2.5 Gのボケ味は、滑らかで自然な質感を持ち、被写体を美しく際立たせることができます。
色再現性も非常に優れており、色彩の鮮やかさや自然さをしっかりと表現しますので、人物写真や風景写真など、幅広いジャンルで使えるレンズと言えます。
使いやすさの評価
FE 40mm F2.5 Gは、非常にコンパクトで重量はわずか173gと軽量なので、持ち運びやすく長時間の撮影でも疲れにくいです。
操作性も良好で、ピントリングや絞りリングがスムーズに動くため、素早く正確な操作が可能です。
どんなシチュエーションに適しているか
FE 40mm F2.5 Gは、広角レンズと標準レンズの中間に位置するため、様々なシーンで活躍してくれます。
例えば、風景写真や建築写真、ストリートスナップなど、広く空間を撮影する場合に適しています。
ポートレート撮影にも優れており、自然なボケ味と美しい色彩表現で、被写体を鮮やかに描写することができますね。
マクロ撮影にも対応しているので、花や小物などの細かい部分を撮影する際にも役立ちます。
まさに万能なレンズと言えます!
FE 40mm F2.5 Gのレビュー
※レビューは価格.comより引用しています。
FE 40mm F2.5 Gの良い評価
激軽!期待通りです。
以前は重いズームレンズをつけており、カメラを持ち出すことを躊躇っておりましたが、当レンズはとても軽く気軽に持ち出せます。最高です。
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動く子供を近距離で撮影する際、フォーカスブリージングがまぁまぁ気になります。
AFがグィグィ迷ってますね><
サポートの方曰く、当レンズはAF-C使用時にブリージングが顕著に出るレンズだそうです。
動くものを捉えるためのAF-Cだと思いますが、ちょっと厳しいですね。
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このレンズを選んだ理由は携帯性とそれなりの表現力。その期待に十分応えてくれるものでした。
気になることはありますが、撮り手が慣れていけばいいかなと思います。
コンパクトさと画角が最高のレンズ
しばらく使っていて感じたのは、携帯性の良さや使用場面の多さ、画質やAFなど欠点が全く感じられないということです。
相変わらずA7IVにつけっぱなしです。
望遠を撮る際にはSigma150-600にかえますが、それ以外は防湿庫でも常に一緒です。本当に使いやすい良いレンズです。
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操作性は、色々ボタンやスイッチ、リングなどありますが、ほぼAFでしか使用しないし、絞りは本体で操作するのでリングを使用していないです。絞りリングが意図せず回っていて、これが気になりましたが、特に問題ないです。
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表現力ですが、40mmの単焦点は初めて使用します。24mm、28mm、35mm、50mmのいずれとも違う画角で、ファインダーで覗くと半歩下がるとちょうどいい画角に思います。
最短撮影距離が適度な短さでテーブルフォトにも向いています。風景だとその場面を切り取るような感じで使いやすいです。
犬の撮影にも使いやすいです。最短撮影距離のおかげで近づいて鼻先で静止画を撮影して、動画ならちょっと離れてAPS-Cモードで60mm相当で撮影しても良さそうです。
フル画角とAPS-Cモードのおかげで50mmより融通が効くように感じます。
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携帯性はコンパクトさは抜群です。α7IVにつけっぱなしで出かけてます。
機能性は、AFは速いです。MFも問題なく使用できます。
よくできたレンズだと思います。24mmも購入しようか、それとも20mmにしようかと迷っています。
本気のレンズを決めるまでは当分このレンズを使用していこうと思っています。
自在に使える準広角、準標準画角のコンパクトαレンズ
鏡筒前側にやや細めの金属ローレットのフォーカスリング、その手前に段差がついた細身の操作部を持つ絞りリング、その後ろにAF/MF切替スイッチとAFロックボタンです。
コンパクトな鏡筒に詰め込んだ、という印象です。
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フジツボ型フードは金属製で、カチッとクリック音と共に固定されます。内側に49mmフィルターを付けられます。
FE24/2.8Gフード内側の仕上に感じた手抜き感はありません。
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開放F2.5から非常にシャープで、ごく周辺は落ちますが画面大部分でシャープです。F4でさらに先鋭度が増して周辺も改善しますが、中心が良すぎるため画面の均一性を求めるならF5.6で万全です。
F8も良いですが以降は絞るごとにはっとするような先鋭度が少しずつ低下していきます。
開放ではわずかに軸上色収差を感じることがあります。
FE35/1.8よりは目立ちませんが気になる場合はF4で改善、F5.6でほぼ解消します。
周辺光量低下はわずかにありますが、F4で解消します。逆光には最近のレンズらしく強いように思います。
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近接の大ボケは良いですが、小ボケですこしエッジがみえることもあります。極上というわけではないですがまあ、悪くはないように感じます。
広すぎず、50ミリほどの緊張感もなく、程よい画角でスナップからちょい接写、ポートレートまで万能に使える焦点距離と感じます。
α1、α7CのJpeg撮って出し、レンズ補正オートです。
FE 40mm F2.5 Gの悪い評価
現在の所、悪い評価はありませんでした。
FE 40mm F2.5 Gの公式作例
※画像引用元:ソニー
FE 40mm F2.5 Gのスペック
発売日 | 2021年 4月23日 |
対応マウント | SONY Eマウント |
フルサイズ対応 | ○ |
レンズ構成 | 9群9枚 |
絞り羽根 | 7枚 |
焦点距離 | 40mm |
最短撮影距離 | 0.28m(AF時) 0.25m(MF時) |
最大撮影倍率 | 0.2倍(AF時) 0.23倍(MF時) |
開放F値 | F/2.5 |
画角 | 57° |
手ブレ補正 | × |
防塵 | ○ |
防滴 | ○ |
フィルター径 | 49mm |
本体サイズ | 68x45 mm |
重量 | 173g |
実売価格 | 78,000円前後 |
まとめ
FE 40mm F2.5 Gは、高い画質と汎用性の高さが魅力のレンズです。
特に、コンパクトながら高品質な描写が求められるポートレートやストリート撮影には最適。
2基のリニアモーター静かなオートフォーカス機能が付いているため、静かな環境でも使用可能です。
しかし、暗い環境や背景を意図的にぼかしたい場合には、明るさや絞り値がF2.5と平均的であることから、やや不向きと言えます。
また、コストパフォーマンスには優れるものの価格帯が高めであるため、予算に制約のある人には敬遠されるかもしれません。
携帯性◎の単焦点