前モデルから約1年後に登場した後継機。
前回は初代機ということもあり、操作性のわるさや、軽量化し過ぎてボディがヤワ過ぎるなど問題もありました。
α7 IIはそれらの問題点を改善しつつ、よりパワーアップを果たした後継モデル。
今では当たり前のように搭載されている「ボディ内5軸手ブレ補正」を初めて搭載!
より使いやすさが向上したミラーレスとなりました。
α7 IIの特長
※画像引用元:Sony(https://www.sony.jp/ichigan/)
α7 II 3つの特長
・世界初のフルサイズ手ブレ補正
・グリップなど操作性がアップ
・より頑丈になったボディ
世界初のフルサイズ手ブレ補正
※画像引用元:Sony(https://www.sony.jp/ichigan/)
フルサイズセンサーのカメラに、手ブレ補正が搭載されるのは世界初!
高画質と引き換えに手ブレにシビアとなるフルサイズですが、ボディ5軸手ブレ補正があれば、どんなレンズでも補正効果が受けられるのでとっても便利。
NikonやCanonはレンズに手ブレ補正が搭載されているため、単焦点レンズは手ブレ補正が無いモデルが多いです。
その点、どんなレンズでも手ブレ補正が効くのはSONYの魅力の1つですね。
グリップなどが改良され操作性がアップ
※画像引用元:Sony(https://www.sony.jp/ichigan/)
初代α7はデザインと軽さを重視するあまり、使用者にとっては使いにくいカメラとなってしまいました。
握りにくいグリップに、押しにくい位置にあるボタン類。
これらの反省を踏まえ、α7 IIはボタンの位置を変更。
またグリップも持ちやすいように大型化されたので、カメラの操作性はかなり良くなりました!
より頑丈になったボディ
※画像引用元:Sony(https://www.sony.jp/ichigan/)
前モデル「α7」は軽量化のためにカメラの剛性が不足してしまい、ヤワすぎるボディが不評となっていました。
特にマウント部分は樹脂製で作られていて、大口径レンズや望遠レンズなど重量のあるレンズを使うと、マウント部分が歪んでしまう致命的な欠点がありました…。
「α7 II」ではボディの剛性が見直され、より頑丈にパワーアップ!
問題のあったマウント部分も、金属製へと変更されましたので重いレンズを使用しても大丈夫になりました。
α7 IIのレビューやインプレ
※レビューは価格ドットコムより引用しています。
α7 IIの良い評価
【十分な機能は備わっています】 カメラ自体の性能は、特殊な撮影(天体撮影、動体撮影など)をしていないため必要十分な力を持ってると思います! 尖った能力は兄弟機種で補完すればいいと感じてます。 まぁ、高額なので簡単には買い足せないけど!) 暗い林などでも、素早くフォーカスできますが追従する面では、時々取り逃がす場合もあります、その点は最新機の精度に譲るところですねぇ この機種から本体内に手ぶれ補正機構が搭載されたはしっかりと最後尾につけて、ついていってます。こだわりを持たずにソニーフルサイズの画質を楽しみたいと、考えたら無難な性能と挙動を備えていてコスパはいいと思います。 なんかいろんな被写体をフルサイズセンサーを使って撮りたくなるカメラです。 シグマAマウントレンズを活用したいと思い、変換アダプタ(LA-E4)と一緒に使っています。 純正レンズ以外の対応レンズは、ボディ内でAF微調整設定登録を必要なようですが Aマウント機(α77ii)も併用しているため、レンズ内RAM情報が書き換わるのが怖くて設定する勇気がありません。 純正レンズは、キットレンズ(ソニー FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS )だけです。 もう少し資金を貯めて、単焦点(85mmか100mm強)を買い足そうと思ってます。 それと、シグマレンズ装着時にはMFでもう少し精度を上げるテクニックを合わせて練習しようと思います。
【新型も出ましたが、私の用途では十分な性能で大活躍】 画質良いです。 低感度では本当に充分なのですが、高感度では意外にノイズが目につきます。 普段はRAWで撮って現像でノイズ除去するのでほぼ無問題です。 RやSとの違いが明確なので、この機種はこの価格で、このレベルの画を描き出すことができるバランスが素晴らしいと思えます。 良い悪いではないけど、Nikkorの50年ぐらい前のレンズをD750とα7M2の両方で使ってみたところ、色味が違っていました。 画像処理エンジンの違いもニコンとソニーのカメラの味なんでしょうね。
【フルサイズ大満足です!しかしレンズ沼に誘惑が…】 APS-C機から乗り換えて本当に良かったと思っています。 α7Ⅱはα9、α7R、Sシリーズなどの上位機に比べれば画質の美しさ、AFの速さ、正確性、転送速度の速さなど劣るところは多々あると思います。 しかし、7万円がキャシュバックされなかったとしても、ボディ2台とレンズ2本、追加バッテリー3個、バッテリーチャージャー1個、ボディケース2個の合計金額とα9たった1台の値段とほぼ同じ位なのです。 キャッシュバック分を差し引けば、α7RⅢ1台と同じ位でしょうか。 それだけの投資で、何年かは楽しめるのです。安い買い物であったと満足しております。 しかし、Aマウントの時にはまり込んでしまったレンズ沼には二度とはまらないように自分に言い聞かせている今日この頃です。
α7 IIの悪い評価
【バッテリーだけが残念です】 残念ながら、今まで使用してきたどのバッテリーより減りが早く、予備バッテリーが欠かせません。 メニュー設定をしているだけでどんどん減っていきます。 また、電源オフの状態でしばらくの期間置いておくと、驚くほど放電しています。
【とてもクセのあるカメラ】 とても残念なことは、とにかく絞り込んだらAFが使い物にならない点。F16ではスナップ写真なんてまったく撮れません。ここのレビューをみるととても評価の高い方が多いですが、絞り込んで撮影はされないのか不思議です。絞り込んだらマニュアルオートフォーカスに切り替えないとダメと思えるほどのレベルです。
α7 IIの主なスペック
発売日 | 2014年12月5日 |
タイプ | ミラーレス |
センサーサイズ | フルサイズ |
画素数 | 2430万画素 |
高感度 | ISO100~25600 |
連写速度 | 5コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/8000~30 秒 |
AF測距点 | 117点 |
液晶モニター | 3.0インチ・122.88万ドット |
ファインダー倍率 | 0.71倍 |
ファインダー視野率 | 100% |
撮影可能枚数 | 350枚 |
記録メディア | SDHCカード SDカード メモリースティックPRO Duo SDXCカード |
Wi-Fi | 〇 |
Bluetooth | × |
NFC | 〇 |
本体サイズ | 126.9(幅)x95.7(高さ)x59.7(奥行) mm |
重量 | 556g |
実売価格 | 120,000円前後(ボディのみ) |
まとめ
こんな方におすすめ
- お手軽にフルサイズを手に入れたい
- オールマイティなカメラが欲しい
- 画質が良くてコンパクトな一眼がほしい方
α7の二代目と言うこともあり、前回の失敗はしっかりと改善され安心して使えるカメラになりました。
α7 Ⅱでは新たに「ボディ内手振れ補正」が追加されたのは大きく、夜間や暗い場所でも多少のムチャが効くため、撮影できる幅が広がりますね。
残念なのはやはりバッテリーが持たないこと。
最近では大容量バッテリーも開発され、ミラーレスながら撮影可能枚数が800枚ほどまで増えてきていますが、α7 Ⅱは約350枚しか撮影ができないため充電できる環境か予備バッテリーを持ち歩かなくてはいけません。
バッテリー問題が気になる方は、後継機の「α7 III」を購入しましょう。
こちらは撮影可能枚数が710枚にまで増えているので、よほどガッツりとした撮影で無い限りは、余裕で1日持ちます!