露出とはセンサーに光を当てることで、露出値を変えることで写真が明るくなったり暗くなったりします。
写真の明るさはF値やシャッタースピードで変化するので、初心者にはなかなか難しい。
ですが今のデジタル一眼レフには、カメラが自動で適正な露出を出してくれる「自動露出(AE)」が搭載されていますので、たいていの場合はカメラに任せておけば大丈夫です!
覚えなくてはいけない設定項目
一眼レフやミラーレスを購入して、まず驚くのは設定項目の多さ!
いちどに全部覚えるのはむずかしいですので、1つずつ確実に理解していきましょう。
・F値 ・露出←いまココ ・シャッタースピード
・ホワイトバランス ・高感度(ISO)
写真が明るくなったり暗くなる
露出はカメラに任せていても、写真が明るすぎたり暗すぎたりすることがあります。
その原因はカメラの設定!
写真の明るさはF値とシャッタースピードの組み合わせで決まるので、撮影するときの設定によっては明るすぎたり暗すぎたりが起こるんです。
※画像引用元:Nikon(http://www.nikon-image.com/)
露出への影響
F値が小さいほど明るく、大きいほど暗くなる。
シャッタースピードが早くほど暗くなり、遅いほど明るくなる。
ですので、F値が小さくてシャッタースピードが遅いと、写真が明るすぎる状態に。
過度に明るすぎると、写真の色が白色になってしまう「白とび」が起こります。
反対にF値が大きく、シャッタースピードが速い場合は暗い写真になります。
過度に暗すぎると写真の色が真っ黒になってしまう「黒つぶれ」が起こります
写真の明るさを変えられる露出補正
※画像引用元:Nikon(http://www.nikon-image.com/)
F値とシャッタースピードの組み合わせで、写真の明るさが変わることは分かりましたね。
でも「暗くなってしまう組み合わせだけど、明るく撮影したい」こんな場合もあると思います。
そこで活躍するのが露出補正!
カメラが自動で最適な露出をきめてくれますが、F値とシャッタースピードの組み合わせによっては、写真が明るすぎたり暗すぎたりします。
明るすぎるなら暗く、暗すぎるなら明るく。
これを自由に変えられるのが露出補正の機能です。
「-5~+5」までの設定項目があり、-側に行くほど暗く+側になるほど明るくなります。
同じ写真でも露出補正することでこんなにの写真の明るさが変わるんですね。
具体的な使い道
F値を大きくして撮りたいけど写真が暗くなる…→露出補正を+側に!
F値を小さくして撮りたいけど写真が明るすぎる…→露出補正を-側に!
露出補正を使いこなせれば「白とび」も「黒つぶれ」も起こりにくくなります。
F値をおぼえたあとは、露出補正をマスターしましょう!
露出値をわざと変えて印象的な写真にしてみよう!
※適正露出よりグッと暗くした写真
露出の基本は「適正な明るさ」
暗すぎず明るすぎず、ちょうど良い露出にすることです。
しかし、これをわざと暗めや明るめにすることで、いつもとは違う表現をすることが出来ます。
露出をわざと変える効果
- 明るくする:写真に柔らかい印象を持たせることが出来る。
- 暗くする :写真に重厚感を持たせることが出来る。
写真を明るくすると柔らかく明るい写真になりますので、SNSで流行っている「ふるゆわ写真」に仕上げることが出来ます。
さらに明るく印象的な写真にしたいなら「エアリーフォト」と呼ばれる撮影方法もありますよ!
反対に暗くすることで重厚感が生まれ、これまた目をひく印象的な写真に仕上げられます。
まとめ
まずはF値とシャッタースピードの設定をいろいろと変えてみて、写真の明るさの変化を体験してみてください。
それで、思ったより明るい・暗いという場合は露出補正を使ってみましょう!
適正な露出にすることに慣れてきたら、わざと明るくしたり暗くしてみて、印象的な写真を撮ることにもチャレンジしてみてください!