こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
2021年に登場した、コンパクトさ重視の単焦点レンズ。
- FE 24mm F2.8 G
- FE 40mm F2.5 G
- FE 50mm F2.5 G
どのレンズも、かなり小型のレンズに仕上がっていますが、「Gレンズ」となっており画質を犠牲にはしていません!
FE 24mm F2.8 G SEL24F28Gの特長
FE 24mm F2.8 G SEL24F28G 3つの特長
- レンズ重量162g
- Gレンズらしい画質とボケ味
- オートフォーカスはリニアモーター搭載
レンズ重量162g
※画像引用元:ソニー
フルサイズ対応のレンズとは思えない、サイズ感と重量ですね。
持ち運びも楽になりますし、気軽に撮影出来るため、いつも持ち歩くようのレンズとして活躍しそう!
Gレンズらしい画質とボケ味
※画像引用元:ソニー
ポイント
レンズの性能がざっくりと分かる、MTF曲線を見てみても、かなり優秀なレンズと言うことが分かります。
画面中央部の画質はF値開放から高く、F/8.0にまで絞るとMAXの1.0にへばりついていますね!
レンズの大きさと価格を考えると、驚異的な性能です!
周辺部の画質は甘めとなってしまいますが、こちらも絞ることで改善します。
解像度とコントラストが高く、さすがGレンズと言いたくなるスペック!
オートフォーカスはリニアモーター搭載
※画像引用元:ソニー
ポイント
リニアモーターを2基搭載しており、高速・高精度・静粛性に優れる、オートフォーカス。
SONY αシリーズのカメラ性能と合わせれば、動体撮影も行けそうですね!
FE 24mm F2.8 G SEL24F28Gのレビューやインプレ
※レビューは価格.comより引用しています。
FE 24mm F2.8 G SEL24F28Gの良い評価
中央部は開放F2.8からシャープで、周辺にかけてやや像が甘めですが、F4で画面の大部分でコントラスト、解像が良くなります。F5.6やF8まで絞れば問題ないです。
中央とごく四隅には拡大すると差がありますが、フィルム時代の単焦点レンズやズーム端24mmに比べれば周辺の性能低下は緩やかで高性能だと思います。
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周辺解像の評価は様々なようですが数メートルの近景よりも遠景の方が周辺は良い気がします。近距離では像面湾曲などで低下傾向なのかもしれません。
7群8枚構成は昔のフィルム時代のレンズより同じか、少ない枚数で、性能はかなり向上しているといえます。フィルター径も49mmというとオリンパス24mmF2.8と同じです。IF仕様とモーターでこちらが大きめですが。
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逆光では色再現やピントが崩れることはありませんが、保護フィルターのせいかもですが、変な形のゴーストが出ることもあります。
開放絞りはF2.8であり、F1.4の24GMと比べると表現の幅は少なくなりますがその分コンパクトです。(24GMはF1.4にしては小型軽量なものの445gです。)
高価格やシリーズで唯一のF2.8などのせいか、評価がやや低めのレンズですが、高速AFと十分な高画質です。
高画素機ならAPS-Cクロップでも十分な画質で疑似的に35mm風に使えます。小型軽量でクリップムービーやスナップに使いやすいです。
良い評価
実物を見ずに買いましたが、想像以上によくて満足です。
α7Cに装着した時のフォルム、全体のバランスがとてもいい。
キットレンズのFE28-60とほぼ同じ大きさということは、α7Cの企画の中で一緒に考えられていたということでしょうから、α7Cにつけてピッタリなのは当然なのでしょうけれど。
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それにしても、レンズの光学設計よりも、サイズを優先したといってもいいレンズだと考えると、十分すぎるくらいいい写りだと思います。
F2.8 というF値も最近の高級単焦点レンズと比べれば暗いということなのでしょうが、大三元ズームと同じなのですから、困ることもないですし。
40mmも欲しくなりました。
他の焦点距離も出て欲しいですね。
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絞りリングがあるAFレンズは初めてですが、マニュアル一眼レフ時代のレンズと違って、「A」ポジションにセットしなくても、普通にSモード、Pモードが使えるのですね。絞りリングのあるレンズはそれが面倒そうなので敬遠してましたが、余計な心配でした。
良い評価
まずは中央の解像。これはとても素晴らしいです。撮った写真を見た瞬間にこれは良いレンズだと感じました。
FE28F2なんかでは感じなかった良いレンズの絵だ!と言う感覚があります。(おそらく高い解像感、抜けの良さが原因かなと思います、、、)
この辺はスペック控えめでも流石Gレンズだなと感じました。
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隅は中央と比べるとかなり解像感が落ちますが、私の用途(子供スナップ)で気になる事は全く無かったです。
隅もメチャメチャ悪い訳では無いと思うんですが、中央が良すぎて落差はそれなりに感じます。
風景など隅までビシッと決めたいのであればこのレンズは用途が違うかもしれません。
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逆光はかなり強そうで、コントラストの低下や、フレア、ゴーストなどほとんど見られなかったです。
恐らく、レンズサイズや口径からRAWでは激しい歪曲や周辺光量落ちがあるものと予想されますが、JPEGではその辺も問題ありません。
私はその辺を電子補正に頼る事に何の抵抗も無いので、全然OKです。
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APS-Cでの使用では隅の1番悪い部分を使わないので、隅の解像の落ち込みや、光量落ちが気にならなくなり、さらに良く感じます。
FE 24mm F2.8 G SEL24F28Gの悪い評価
悪い評価
・フォーカスブリージングがかなりある。
→これは、レンズを振ったときに内部でカタカタ振動がします。聞いたところによると、モーターの問題で仕様範囲内だそうです。他にカタカタするレンズで巷でフォーカスブリージングが指摘されているものとして、SEL14F18GM、SEL20F18Gなどがあります。振ってみると明らかにカタカタいってるので確かめてみてください。
・四隅の描写力が甘すぎる。
→sonyalpha blogさんのサイトで絞らないと四隅が甘いとの記載がありましたがこれは事実です。拡大しなくても撮って出しの状態でパット見、四隅の解像力が甘いです。ここまで甘いレンズは初めて見ました。7万払うのがバカバカしくなりました。絞ると解決するので、このレンズの常用絞りはF4〜でしょう。(ただ、F4〜となると単焦点の意味がない)
・夜間の撮影に使えない。
→動画作例では、都会のがよく上がっています。確かに都会の夜景なら光源があちこちにあるのでこのレンズで十分です。
しかし、例えば温泉地のような何もない、ほんの少しの該当の灯りのみのような温泉地では全く使えません。やはりF1.4ほしいなという印象でした。a7IVのアクティブ手ブレ補正を使えば、24mmなら何とか手ブレが目立たず撮影可能なようでした。apscモードで35mmにすると若干厳しそう……
FE 24mm F2.8 G SEL24F28Gの公式作例
※画像引用元:ソニー
FE 24mm F2.8 G SEL24F28Gの主なスペック
発売日 | 2021年 4月23日 |
対応マウント | SONY Eマウント |
フルサイズ対応 | 〇 |
レンズ構成 | 7群8枚 |
絞り羽根 | 7枚 |
焦点距離 | 24mm |
最短撮影距離 | 0.24m(AF時) 0.18m(MF時) |
最大撮影倍率 | 0.13倍(AF時) 0.19倍(MF時) |
開放F値 | F/2.8 |
画角 | 84° |
手ブレ補正 | × |
防塵 | 〇 |
防滴 | 〇 |
フィルター径 | 49mm |
本体サイズ | 68x45 mm |
重量 | 162g |
実売価格 | 65,000円前後 |
まとめ
これまでにないサイズ感と軽さを実現した「FE 24mm F2.8 G SEL24F28G」
気軽に撮影をしたいと思っていた方にとても人気で、フルサイズをこのサイズ感で使えるのはとても便利ですね!
周辺部の画質は甘めですが、中央部の画質はかなり優秀。
テーブルフォトやスナップ撮影、旅行用のレンズとして活躍してくれます!
良い評価