こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
SONYの単焦点レンズ「FE 35mm F1.4 GM SEL35F14GM」は、高い解像力と美しいぼけ表現を実現する大口径広角単焦点レンズです。
FE 35mm F1.4 GM SEL35F14GMの特長
FE 35mm F1.4 GM SEL35F14GM 3つの特長
- 開放F値1.4から高い解像力
- 約524gと超軽量
- オートフォーカスはリニアモーター2基搭載
開放F値1.4から高い解像力
XDリニアモーターによる高速・高精度・高追随かつ静粛なAF駆動に加えて、高い信頼性・操作性を備えており、静止画・動画を問わずさまざまなシーンで撮影を楽しめますね。
ポイント
レンズのコーティングは「ナノARコーティングII」の採用により、太陽光などの強い光が入りこみやすい広角レンズでも、内面反射によるフレアやゴーストの発生を大幅に抑制し、ヌケの良いクリアな画質を実現!
FE 35mm F1.4 GMで採用されている「超高度非球面XA(extreme aspherical)レンズ」が輪線ぼけを大幅に低減。
加えて、開放時でも円形形状を保てる11枚羽根円形絞りの採用や、レンズ1本1本に対して行う製造工程での球面収差調整で、G Masterならではの美しいぼけ味を実現しました。
約524gと超軽量
これだけ小型で軽量だと、テーブルフォト・夜景スナップ・旅行用・ポートレートとあらゆるジャンルでの活躍が期待できます!
オートフォーカスはリニアモーター2基搭載
近年、オートフォーカス性能は驚異的なスピードで進化を遂げています。
その中でも、SONYが開発したXDリニアモーターの存在は大きな影響力を持っています。
このAF性能は、高レベルな描写をサポートする上で非常に重要な役割を果たしていて、例えば、スポーツや野生動物の撮影では、被写体の動きが速く瞬間的な表情や動きを逃すことなく撮影出来ますね。
FE 35mm F1.4 GM SEL35F14GMのレビューやインプレ
※レビューは価格.comより引用しています。
FE 35mm F1.4 GMの良い評価
APS-Cセンサーカメラを使っていたとき、35㎜換算で24-105F4レンズと、35㎜F1.8レンズの2本を持っていけば旅先では困らない状態でした。フルサイズセンサーカメラを購入し、その際にも上記レンズの組み合わせを考えて、FE 24-105mm F4 G OSSレンズとこのFE 35mm F1.4 GMレンズの組み合わせを揃えました。
-
暗い室内などでは、F4レンズをF1.4のレンズに切り替えて撮影しようと思って購入したものの、F4レンズが予想以上に優秀でカフェなどでも普通に使えました。「これならF1.4レンズは不要だったのではないか」とも考えてしまいましたが、実際に交換して使ってみると近接撮影性能とレンズの明るさと相まってとてもいい写真を撮ることができました。
-
バイクツーリングが趣味で、良い風景を撮影したいと思うのですが、ツーリング中に頻繁にレンズを交換するのはツーリングの楽しみを低下させてしまうため避けたい思いがあります。そこで、この35㎜レンズがあれば夕方で薄暗くなってきたら交換すれば、一日一回の交換で済みます。(カフェなどで料理を撮りたいときは、安定したテーブルがあるのでそこで付け替えています。)
-
35㎜という画角はとても使いやすく、望遠がやや足りないときでもクロップすれば50㎜程度で使えるのもありがたいです。参考写真には上げていませんが、テントを張った後に星空を合わせて撮影する際はF1.4の明るさが役立ちます。
天気のいい日はPLフィルターのついた標準ズームレンズを使いつつ、夕暮れ時からこの35㎜レンズを使う旅が多くなりました。いい組み合わせではないかと思います。
使い勝手の良い高解像レンズ
解像力は大変優れています。開放でも悪くはないですが、F2前後で良好な解像力を発揮できる余裕が、このF1.4の最大の意義かなあと思っています。よく使うF4で比べると、自分の持っているレンズの中でも最高峰です。
-
AFは高速で静かです。動画に使おうとするとブリージングが気になるかもしれません。
最短撮影距離は大抵の場合十分ですが、小物を撮る場合は、あと数cmだけ欲しいと思うこともあります。公式サイトに載っているグラスの近接写真を見て購入を決めたところ、どうもそこまでは寄れない感覚です。あちらはマニュアルフォーカスだったのかもしれません。この点だけは少々誤算でした。
スナップから星空まで、満足のレンズ
普段のスナップや星空風景撮影に重宝していますが、甘くなく、しっかりとカチッとした印象です。
F値1.4からのレンズは初めての購入でしたが、星空が短時間(3~5秒程度)の露出で済むため、星空撮影のアプローチに幅ができて感動しました。
-
お散歩でのスナップや星空撮影で使用していますが、操作/描写についてトータルバランスが良いレンズだと思っています。
シンプルにGMロゴ付きレンズがカッコいい…という事も少なからずありますが、とても満足しているレンズです。
とはいえ決して安くはないレンズですので、初心者でまだ好みの焦点距離が定まっていない方は、他の35mmレンズを試してみてステップアップする際の選択肢にするのも良いと思います。
FE 35mm F1.4 GMの悪い評価
最高の描写力の35ミリ、、、ではないかも。
35ミリは最も好きな焦点距離で、常に最高のものを使いたいとの思いから良いものが出たら迷わず買っていました。 比較サイトやYOUTUBEなどでは、サイズ、AF速度、分解能など全ての面で完璧と評されることが多いようですが、購入し長期で使っていくうちに違和感が生じていました。 カメラはR4、S、7Cを使っています。
-
確かに解像面の分解能は開放から完璧に近いのですが、、、 写真に立体感が、ないんです。 家族は見せられないのでレンズを撮った作例を挙げますが、解像面から少しデフォーカスした時点で急激にボケだし、そこからボケの大きさにあまり変化がありません。 わかりやすく35GMとSIGMAーART3512で椅子のメッシュ面を撮ったものの拡大画像を載せますが、SIGMAは解像面からきれいにボケがなだらかに大きくなり、ボケ量が立体的な奥行きに比例しコーン状の線を描いているのに対し、この35GMは急激にボケがはじまり、その後のなだらかさがありません。
-
解像面の分解能は本当に言うことが無いのですが、特に人を撮った時に写真を見た際にガリガリの解像面が不自然に周囲と分離しているように見え、スマートフォンのポートレートモードのような印象を受けます。 MTFなど個々のスペックは非常に高いと思いますが、特に人を撮る場合に必ずしも総合的な「描写力」につながっていないと感じています。
-
とはいえ、ART35や先代Distagonと比較し軽量であり、AFも早く、利便性が高いのは確かで、撮って出しの色味も個人的には好みです(黄色、青味が強い印象です)。 最高の35ミリを選ぶ場合、きっと人によって好みが分かれるでしょう。
FE 35mm F1.4 GM SEL35F14GMの公式作例
※画像引用元:ソニー
FE 35mm F1.4 GM SEL35F14GMのスペック
発売日 | 2021年3月12日 |
対応マウント | SONY Eマウント |
フルサイズ対応 | ○ |
レンズ構成 | 10群14枚 |
絞り羽根 | 11枚 |
焦点距離 | 35mm |
最短撮影距離 | 0.27m(AF時) 0.25m(MF時) |
最大撮影倍率 | 0.23倍(AF時) 0.26倍(MF時) |
開放F値 | F/1.4 |
画角 | 63° |
手ブレ補正 | × |
防塵 | ○ |
防滴 | ○ |
フィルター径 | 67mm |
本体サイズ | 76x96mm |
重量 | 524g |
実売価格 | 173,000円前後 |
まとめ
とても軽くコンパクトで、解像力は圧倒的なレンズ。
ボケ感の好みは分かれるようですが、個人的にはなだらかなグラデーションで綺麗だと思います!
価格は173,000円前後と高価なレンズですが、焦点距離が35mmと言うこともあり、使い勝手が良く活躍の場が多いレンズ。
ぜひいつかは手に入れて欲しいレンズですね!
バイクツーリングで夕暮れ時から使っています。