「カメラ 初心者」や「カメラ おすすめ」と検索すると、色々なサイトやブログが出てきますよね。
これからカメラを買おうと思っている方や、興味を持っている方なら1度は検索したことがあるのではないでしょうか。
そしてこうも思ったはずです。
「どのサイトも同じカメラを紹介しているな」と。
それもそのはず【カメラ 初心者 おすすめ】
この3つのキーワードで紹介されるカメラのほとんどが、エントリーモデルの一眼レフしかされていないからですね。
果たしてほんとうに「エントリーモデル=初心者向け」なんでしょうか?
エントリーモデルの一眼レフ
これからカメラを始めたいと思われている方は、まずエントリーモデルと呼ばれるカメラが気になりますよね。
価格も手ごろでレンズも2本セットになっている事が多く、便利でお買い得に思えます。
実際、カメラとセットのレンズを別々に購入するも高いため、お買い得なのは間違いありません。
ただそのレンズは、すぐに使わなくなるかも知れないんです。
最近のエントリーモデルは、カメラの性能が高く十分すぎるほどのスペック。
ただ、セットになっているレンズは便利さと引き換えに、画質がイマイチでボケを表現するのも難しい。
※ボケた写真とは、こういった被写体以外の部分がボケている写真のことです。
私は一眼レフを使えば、カンタンに背景をボケさせられると思っていて、初めてのカメラは「Nikon D5300 ダブルズームキット」を購入しました。
カメラ本体とズームレンズが2本セットになっていて、確か70,000円しなかったかな?
「よーし、これで背景をボケさせたプロみたいな写真が撮れるぞ!」
と、家に帰ってきて早速撮影をしてみたのですが、思っていたほどボケません…。
素人ながら色々と試行錯誤したのですが、私が憧れていたボケ感は出せませんでした。
一眼レフを買ったのになぜボケ無いのか?
これはレンズのせいです。
先ほども言いましたが、セットになっているズームレンズは「便利さ」と「低価格」が売りのレンズ。
その代わりに「暗いレンズ」なんです。
F/3.5から始まるズームレンズは、写せる焦点距離が広くなんでも撮れます。
その代わりにシャッタースピードが遅くなりやすく手ブレしやすくなることと、背景をボケさせるのには向いていないレンズ。
反対に良くボケるレンズは「明るいレンズ」
F/1.8から始まる単焦点レンズなどですね。
なので「ボケた写真が撮りたい」私は、ダブルズームキットは必要なく、カメラ単体と単焦点レンズを買えば良かったわけです。
エントリーモデルはどれもズームレンズのセットがあり魅力的ですが、ちゃんと調べて買わないと要らないレンズを買ってしまうことになります。
初心者にオススメのカメラとは?
「初心者だからエントリーモデルのカメラから始めよう」
間違っていませんが、本当の意味でいえば初心者ほどハイエンドモデルのカメラの方が向いているとも言えます。
カメラのスペックが高ければ、撮影者のちょっとしたミスなんてカメラがカバーしてくれますからね。
ですので「初心者に向いているカメラ」は、あなたの目的によって変わってきます。
子どもやペットの写真を記録として残しておきたいなら、エントリーモデルの一眼レフ。
作品として写真を撮りたいと思っている方はミドルクラス~ハイエンドモデルがおすすめとなります。
写真サイズ(L版)程度の大きさにプリントするのなら、エントリーモデルとハイエンドモデルの差を感じるのが難しいですので、お子さんやペットの写真を撮りたい方はエントリーモデルで必要十分。
本格的に趣味として始めたい方は、オートフォーカスや連写性能、高感度性能やノイズ耐性のあるカメラの方が良いですのでミドルクラスやハイエンドモデルがオススメなんです!
まとめ
初めてカメラを買うのなら、エントリーモデルが絶対にオススメと言うことはありません。
あなたの目的によって、はじめてののカメラは変わります。
思い出を残すために一眼レフを購入するのなら、エントリーモデルのダブルズームキットのタイプが良いですし、趣味として始めるのならダブルズームキットよりも、カメラ単体と単焦点レンズを購入した方が楽しいはず!
ミドルクラスやハイエンドモデルを購入するほど予算がない、と言う方にはエントリーモデルのカメラに単焦点レンズの組み合わせがオススメ。
単焦点レンズには写りが良くて低価格な「シンデレラレンズ」と呼ばれる物がありますので、このレンズを使ってみてはどうでしょうか。