標準ズームレンズはもっとも使用頻度の高いレンズ。
その中でも最強と言えるレンズがAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR。
2015年にリニューアルされたばかりで、これまで以上の光学設計、高速化されたオートフォーカス。
そして待望の手ブレ補正まで備えました!
レンズは太い・長い・重いの三重苦ですが、ズームレンズとは思えない高画質さを持っていますので、いつかは手に入れたいNikonユーザー憧れのレンズであります。
AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRの特長
※画像引用元:Nikon(https://www.nikon-image.com/)
AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR 3つの特長
- 進化した大三元標準レンズ
- 手ブレ補正4.0段分を搭載
- レンズの堅牢さもアップ
進化した大三元標準レンズ
前モデルのAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E EDも大変評判の良いレンズで、「単焦点レンズが散りばめられているようだ」と絶賛されたレンズでした。
リニューアルされたAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRは、さらに画質が向上!
初採用のED非球面レンズをはじめ、EDレンズ、非球面レンズ、高屈折率(HRI)レンズを効果的に使い、徹底的な高画質さを追求。
更に高められた解像度に各種補正力があがり、歴代最強の標準ズームレンズとなりました!
手ブレ補正4.0段分を搭載
必要ないという意見もありますが、やっぱりあったほうが便利な手ブレ補正。
今回は待望の手ブレ補正(4.0段分)が搭載されました。
これまでは三脚が必要となるシーンでも手持ち撮影できるようになり、撮影の自由度が増しましたね!
また高画素機をお使いの方だと、わずかな手ブレも気になると思いますので、手ブレ補正が付いたのは嬉しいパワーアップポイントだと思います。
レンズの堅牢さもアップ
AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRはその性能もさることながら、お値段がかなり高いレンズ。
そのためプロやハイアマチュアの方が良く使うレンズです。
なので、過酷な撮影環境にも耐えられるように、これまで以上に高い堅牢性・耐久性・耐衝撃を実現!
シーリングも強化され防塵防滴の性能も上がっています。
レンズフードも不用意に外れないよう、ロック機構が改良されていて、ガンガン使っても不具合が起きにくいレンズとなりました。
AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRのレビューやインプレ
※レビューは価格.comより引用しています。
AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRの良い評価
【最高の標準レンズ】
購入して3ヶ月ほどでのレビューとなります。
D90を7年ほど使用してこの度、価格も手頃になってきたD750を購入しフルサイズデビューしました!
一歳半になる息子撮りメインで本レンズを使っておりますが、重い以外は不満ありません。
今のところ、フルサイズのレンズはこれと50㎜F1.8の二本体制ですが動きまわる子供をばっちり捉えられます!
それなりの重量がありますが、それを超える描写に満足してます!
迷ってる方は早く購入してその分一枚でも多くの写真を撮るのがよいかと。
私は満足しています!
パパさんカメラマン必携の一本です!
【撮影業務にて約2年弱使用した感想です】
非常に無難な描写性能で、総合評価の高い写りをします。
アートな絵作りがしたいなら単焦点を使うべきですが、無難に確実に仕事をこなせるのはこのレンズ以外に有りません。
何でもこなせる分、全てがもちろん100点なのではなく、総合点の非常に高いレンズだと思ってください。
失敗したくないシーンでこれを使うと、失敗率はかなり減ります。なので、業務向きなのかなと思っています。
広角側の歪をやや感じます。
広角でも望遠でも、よればフルサイズ特有の立体感のあるボケは出ますし、70F2.8でも結構ボケます。
イベントや現場ロケなんかでは絞り開放(2.8)を使うのはギャンブル性が高いですが、被写体によっては普通に開放を使っても
フレアが出たり眠い描写になることは無いので、絞りは完全に深度調整と言う意味合いのみで考えて差し支えありません。
逆光性能が悪いようなことが書かれている記事がありますが、特にそういうことも感じたことが無いですし、画は太陽関係なしに
あらゆる環境で非常にクリアです。
【手ブレ補正、素敵】
AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G EDから買い替えです。
マップカメラの先取買換で先にレンズがやってきましたので、AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G EDと撮り比べました。
2センチぐらい長くなってフィルター系も77から82にアップ、重さも170グラム増えていますが、カメラに装着してホールドすると重さの差は感じません。首からぶら下げているときはやっぱり重いです。
発色の傾向は同じ。フレアの出方もそんなに変わらないです。
開放で空や海を撮らないので周辺減光は気になりませんでした。
手ぶれ補正は良く効いて感動しました。三脚禁止も多くなってきたので心強いです。
お値段だけがネックですが、それだけの価値があります。このクラスのレンズは下取り価格も高いので思い切って買ってよかったです。
AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRの悪い評価
【標準レンズとして重すぎる】
大幅な減点要因。
望遠と違い、この焦点距離は街歩きに使う人も多いと思います。私も欧州での建築撮影を主な用途としていますが重すぎます。またレンズの重心が前方にあることも最悪です。
使っていてストレスを感じるレンズは初めてです。
【逆光耐性が悪く、夕日撮影で強いフレアが出ました。】
とにかく逆光耐性が悪く、使い物になりません。これがナノクリスタルレンズなのか、呆れるばかりです。VR化して逆光耐性が悪くなったと聞いていますが、これほど酷いものなのかと思います。ハズレ物をひいたとしても、言葉が出ません。さらに納得できないのは、ニコン側の対応です。サポートセンターに持っていってデーターを見せましたが、ナノクリスタルでもこれぐらいのフレアは出ると言って相手にしません。どうしても納得できないので、ニコンの工場に検査を依頼しましたが精査の結果は異常なしということで返ってきました。これが老舗のニコンの対応なのでしょうか。このレンズはVR化した意味はあまりないと思います。とりあえず、下取りに出して、以前のf2.8 Gに戻しました。また、今回の件で、ニコンに対する信用は失墜し、私の写真仲間がニコンからF社にマウント変更しその色合いを絶賛しており、私も今後はそちらへの変更も検討している次第です。
AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRの主なスペック
発売日 | 2015年10月22日 |
対応マウント | Nikon Fマウント |
フルサイズ対応 | 〇 |
レンズ構成 | 16群20枚 |
絞り羽根 | 9枚 |
焦点距離 | 24~70 mm |
最短撮影距離 | 0.38 m |
最大撮影倍率 | 0.28 倍 |
開放F値 | F2.8 |
画角 | 84~34.2° |
手ブレ補正 | 〇(4.0段分) |
防塵 | 〇 |
防滴 | 〇 |
フィルター径 | 82mm |
本体サイズ | 88x154.5mm |
重量 | 1070g |
実売価格 | 220,000円前後 |
AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRの作例
※画像引用元:Nikon(https://www.nikon-image.com/)
まとめ
こんな方におすすめ
- Nikon最高の標準ズームを使いたい
- なんでもこなせる優等生レンズが欲しい
- 画質や耐久性の高いレンズが欲しい
大三元レンズと言うと、プロやハイアマチュアの方が使うレンズと言うイメージがありますが、AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRは使い勝手が良いせいなのか持っている方が多いです。
こども撮影にも最適で、パパカメラマンが持っていることも多いですね!
今回は光学性能のパワーアップ、手ブレ補正の搭載などで、より高価なレンズとなってしまいましたが、現在では価格も落ち着いてきて、前モデルと似た価格になってきました。
あれこれと色んなレンズを購入するよりは、AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRを1本買ってしまえば解決することも多く、単焦点レンズ沼にハマってしまっている方は、大三元標準レンズはいかがでしょう。