2017年にモデルチェンジし、新型へと生まれ変わったCanonのエントリーフルサイズ一眼レフ。
しかし、エントリーと言うには値段が結構高いんです。
それもそのはず!
ふつうなら機能や性能を削られるはずなのに
・最新型の画像処理エンジン「DIGIC 7」
・オールクロス45点AFセンサー
・デュアルピクセルCMOS AF
と、上位モデルみたいな機能がつぎ込まれています!
さらにはフルサイズ一眼レフでは初となる「バリアングルモニター」が採用され、ハイアングル/ローアングルの撮影がしやすくなったんです。
EOS 6D Mark IIの特長
※画像引用元:キヤノン(http://canon.jp/)
EOS 6D Mark II 3つの特長
・フルサイズ初「バリアングルモニター」
・最新の機能搭載で高画質
・優れたオートフォーカス
フルサイズ初「バリアングルモニター」
※画像引用元:キヤノン(http://canon.jp/)
APS-Cセンサーを採用したエントリーモデルではお馴染みの、バリアングル式モニター。
モニターが360°グルグルと回るので、ハイアングル/ローアングルの撮影がしやすいのはもちろんのこと、自撮り(セルフィー)撮影もしやすくて、使い勝手がとても良いモニターです。
しかし、一眼レフの上位モデルになると「チルト式モニター」が採用されます。
チルト式モニターは耐久性に優れるのが特長。その代わりにモニターの可動範囲が狭くなる事と、上下にしか動かない…。
私は初めて購入したカメラがバリアングル式モニターだったため、バリアングル式モニター信者です(笑)!
「フルサイズにもバリアングル式モニターを付けてくれよ~」
と願っていたらCanonさんが、EOS 6D Mark IIに付けてくれました!
特に一眼レフで自撮り(セルフィー)をしたいと思っているのなら、バリアングル式モニターは必須ですよ。
最新の機能搭載で高画質
※画像引用元:キヤノン(http://canon.jp/)
エントリーモデルとは言えさすが最新型!
前モデル(EOS 6D)に比べるとかなり強化され、より高画質な写真を撮れるようになりました。
EOS 6D Mark II | EOS 6D | |
発売日 | 2017年8月4日 | 2012年11月30日 |
画素数 | 2620万画素 | 2020万画素 |
画像処理エンジン | DIGIC 7 | DIGIC 5+ |
高感度 | ISO100~40000 | ISO100~25600 |
5年の歳月が流れているので、全部スペックアップしていますね。
「5年振りの新型なのに、思ったほどのスペックじゃないな…」
EOS 6D Mark IIの発売を待ち望んでいた方には、こんな意見もありました。
なぜこんな意見が出たのか?
それは前モデルのEOS 6Dが、ハイスペック過ぎたためです。
EOS 6Dの発売は2012年。
にも関わらずISOは25600にまで対応し、当時は珍しかったWi-Fiも搭載。
それでいてフルサイズ機としては、最軽量モデル(発売当時)
まるでクリボーの皮をかぶったクッパです。
EOS 6Dの登場した時のインパクトが強かったので、今回のEOS 6D Mark IIは順当な進歩すぎてガッカリしたって言う人もいるくらい。
と言っても、EOS 6D Mark IIもお値段とスペックを考えれば、かなりコストパフォーマンスの良いカメラです。
「フルサイズデビューしたい!」と考えている方には、ちょうど良いカメラなんですよ!
優れたオートフォーカス
※画像引用元:キヤノン(http://canon.jp/)
オールクロス45点AFセンサーが採用され、動きの激しい被写体でも確実に追い続けてくれます。
連写速度は6.5コマ/秒。
めちゃくちゃ速いわけではありませんが、バランス型のフルサイズ機では十分な連写速度!
またオートフォーカスは暗い場所でのピント合わせが苦手ですが、EOS 6D Mark IIでは「低輝度限界性能はEV-3」にまで拡大したので、暗い室内や夜の街中でもオートフォーカスがピントを合わせやすくなっています。
EOS 6D Mark IIのレビューやインプレ
※レビューは価格.comより引用しています。
EOS 6D Mark IIの良い評価
【APS-Cからフルサイズへステップアップ】 フルサイズの6DとAPS-CのM3で撮ったものを、細部まで拘って比較すると多少の違いが分かりました。 コントラストの高い部分のシャープネスは僅差ですが、高感度撮影での暗部描写力は明らかに異なります。 ISO400以下で撮影したものをブラインドテストをした場合、A4プリントでは正解できる自信がありませんが、A2まで拡大するとセンサーサイズの違いが分かるような気がします。
【最高に便利なフルサイズ】 1D・1Ds-mk2・7Dとα7Ⅱを一括処分して代替購入。 (当時)αに比べ撮像素子が遅れてるCanonの悪さにワンショット撮影では マウントアダプター経由でα使用。MFでの使用ならこの組み合わせで充分で、 むしろ価格の高いCanonのフルサイズに固執しませんでした。 そんな中、ようやく安価で使えそうなフルサイズがCanonから登場し価格も 落ち着いたので購入しました。 最新比較なら6Dmk2は入門機。でもデジタルEOS創世記だったら驚異の性能! 特にデジタルになってからカメラは日進月歩。今や消耗品。価格は重要ですね。 その分レンズに金掛けた方が幸せと思えるようになった人には最高のEOSでは? ようやくCanonが頭を切り替え、重い腰を上げてくれたことに感謝すらします。
【家族に最適ミニバン的カメラ】 決して解像度がトップ!とか連写性能がトップ!とかレンジの広さがトップ!とか 抜きに出た物がある訳ではありませんが 家族の旅行や、日常を写真や動画で撮る!という事において実用上 とてもバランスの良い一台だと思います! 嘘だと思うなら実際にショップに行き同価格帯のライバル機と手にとって比べて見て下さい。 この重さ耐えられる?このライブビューのAF実際使える?って そうすれば家族撮りという用途において、6DmarkⅡのこのバランスの良さ 「ちょうど良い」と感じると思いますよ。
EOS 6D Mark IIの悪い評価
【機能・操作性レベルが低い】 操作性・機能性ではAPS-C機の7DⅡよりもレベルが低い。 (価格の安い7DMarkⅡよりも格下機の印象・・) 例えば、 ・ファイルの名前(記号や番号)が変更出来ない(複数カメラを所有している場合、同じファイル名にならないようにしたい) ・連写のコマ数を変更しようと思ったら、低速3コマ・高速6.5コマ固定だった ・マルチコントローラーボタンが1個しかなく、撮影中にAFポイント移動が配置位置の点でやり難い ・AFエリアが小さい ・1/4000秒までしかない このレベルだったら、もっと価格を低く設定してほしい
【価格が若干高めに感じる】 総じて不満の少ない機種ではあるが、エントリークラスのはずなのに価格が20万円オーバーというところだ。エントリークラスならばもう少し手の届きやすい価格であるべきではないかと思う。今選ぶのなら、旧モデルであるEOS 6Dのほうがいいかもしれない。 また、ファインダー視野率が約98%というところもちょっと納得がいかない。やはり100%のファインダーであってほしい。 文句ばかり言っているが、基本的にいいカメラだと思う。ちょっと外装がやすっぽい感じはするが、あまり深く考えずにバシバシ撮影してもキヤノンらしい鮮やかな画質で、安心して撮影できる。 あとは、この価格で納得できるかどうかというところだろう。18万円ならば「おお、いいじゃん」と思うが、20万オーバーだと「うーん」と思ってしまう。そんな感じのカメラだ。
EOS 6D Mark IIの主なスペック
発売日 | 2017年8月4日 |
タイプ | 一眼レフ |
センサーサイズ | フルサイズ |
画素数 | 2620万画素 |
高感度 | ISO100~40000 |
連写速度 | 6.5コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/4000~30 秒 |
AF測距点 | 45点 |
液晶モニター | 3.0インチ・104万ドット |
ファインダー倍率 | 0.71倍 |
ファインダー視野率 | 98% |
撮影可能枚数 | 1200枚 |
記録メディア | SDHCカード SDカード SDXCカード |
Wi-Fi | 〇 |
Bluetooth | 〇 |
NFC | 〇 |
本体サイズ | 144(幅)x110.5(高さ)x74.8(奥行) mm |
重量 | 685g |
実売価格 | 175,000円前後(ボディのみ) |
まとめ
こんな方におすすめ
- フルサイズデビューしたい方に
- 小型で軽量なフルサイズカメラが欲しい方
- バリアングル式モニターを使いたい
EOS 6D Mark IIは発売前の前評判で、あちこちから酷評されたかわいそうなカメラ(笑)
発売されてからも「期待ハズレだ!」と言われてます。
ですが、実際に使ってみるとそんなに酷評されるようなカメラではありません!
TwitterのフォロワーさんがEOS 6D Mark IIを使われているのですが、ブログに載せられた写真はかなり高画質。
色味もイイですし、夕方に撮影された写真を見ても、酷評されるほどダイナミックレンジが狭いとは思えません。
「EOS 6D Mark IIが欲しいけど悪いレビューが多くて心配だ…」
と言う方は、ぜひ店頭で試写してみましょう。
EOS 6D Mark IIはカメラ店・家電量販店であれば置いていることが多いですので、自分で撮影してみれば
「あれ?ネットで見る酷評ほど悪くないじゃん」
と分かるはずです。