キヤノンのAPS-Cセンサー搭載一眼レフのトップモデルが「EOS 7D Mark II」です。
低画素とAPS-Cセンサーを活かした高速連写。
そして高性能なオートフォーカスが特長で、風景・ポートレート・動体撮影、すべてのシーンにおいて活躍します!
特に動体撮影の性能が高いため、子供の運動会や走り回るペット、スポーツシーンなどに向いているカメラですね。
EOS 7D Mark IIの特長
※画像引用元:キヤノン(http://canon.jp/)
EOS 7D Mark II 3つの特長
・10コマ/秒の高速連写
・DIGIC 6を2枚搭載し高画質
・ピントを合わせる力がすごいオートフォーカス
10コマ/秒の高速連写
※画像引用元:キヤノン(http://canon.jp/)
ミラーを駆動させるモーターを2つ採用した「2モーターシステム」を搭載。
新開発のミラー機構はミラーバウンドを抑制するシステムを搭載。
この2つのシステムによって、10コマ/秒の高速連写を確実に行えるようになっています!
普通のミラー機構はバネの力でバインバインと上下に動くのですが、EOS 7D Mark IIはブレーキを搭載してミラーバウンドを抑えてるんですから凄いシステムですね。
DIGIC 6を2枚搭載し高画質
※画像引用元:キヤノン(http://canon.jp/)
EOS 7D Mark IIは画像処理エンジン「DIGIC 6」を2枚使用した【デュアル DIGIC 6】を採用。
DIGIC 6を2つ使うのはEOSではEOS 7D Mark IIが初めてでした!
デュアル化したことで処理能力はさらに向上。
10コマ/秒の高速連写でも、1枚1枚高精度な写りの写真を実現しました。
デュアルDIGIC 6は画質の向上、特にノイズ処理能力が上がっているため、長時間露光撮影や高感度で撮影してもノイズ耐性が高くなっています!
ピントを合わせる力がすごいオートフォーカス
※画像引用元:キヤノン(http://canon.jp/)
フラッグシップモデルだけあって、ほかのキヤノン一眼とはオートフォーカスが違います。
EOS 7D Mark IIに搭載されたAF技術
・オールクロス65点AFセンサー
・EOS iTR AF
・EOS iSA System
・AIサーボAF III
オールクロス65点AFサンサー
AF測距点65点はCanonの一眼レフでもトップクラス。
ファインダー内の広範囲をカバーし、動きのはやい被写体でも確実にピントを合わせます!
EOS iTR AF
被写体の特徴を見分けて、被写体がイレギュラーな動きをしてもしっかりと追従してくれるシステム。
EOS iSA System
AEとAFを制御するシステムで、人の顔や色を分析し突発的な動きをしても予測しピントを合わせるので、追従性の向上に繋がっています。
AIサーボAF III
被写体が突発的な動きをする。
障害物が邪魔をしてしまった。
こんなケースでもAIが動きを予測し、狙った被写体を捉えら続けられる予測精度を持っています。
プロカメラマンの意見を取り入れた新アルゴリズムを採用し、安定性が増しています!
EOS 7D Mark IIのレビューやインプレ
※レビューは価格.comより引用しています。
EOS 7D Mark IIの良い評価
【最高】 野球の観戦にどーしても連写が早いカメラが欲しくて、買っちゃいました!最高でーす!
【2年半使用しての感想】 5DMK4と併用しています。 マグネシウムボディの丈夫な造り、視野率、、程好い重量感、シャッター耐久性能等々、確かな作り込みが所有感を満たされるカメラです。
【野鳥撮影用として不満なところがありません】 7D2+EF500mmF4L IS2のセットで野鳥専用に使っています。 自分にとっては、大変満足できる性能で、他社への浮気心がまったく起きません。
EOS 7D Mark IIの悪い評価
【2年目の真実】 予約して楽しみに待ち焦がれ、発売日にワクワクしながら買ったのに期待を裏切られ、何とか7D2の長所を見つけて上手く付き合って行こうと約二年間努めましたがやはり無理で万策尽き果てました。 今ではマップカメラさんにドナドナしましたが、代わりにキレっキレっにピントが来まくる1D4と、エントリー機なのにレンズを選ばないピント精度のkiss-x7i、そして頼もしい1DXの3機体勢で撮影を楽しんでいます。 賛否両論ですね、この機種は。
【好天候専用カメラ?】 AFはかなりの進化がみられ、AIサーボの動体追従性は同価格帯の中ではトップクラスといえるだろう。 ただし、画素数を上げたことにより1800万画素クラスのカメラと比べて手振れもシビアになっているのでシャープに決めるには手振れ補正、三脚が必須となる。 ※100-400 2型、70-200F2.8の白との相性はすこぶる良いが428や64などの重いレンズではモーターの駆動力が弱く、1DXと1DⅣと比較するとAFがかなりとろい。
EOS 7D Mark IIのレビューまとめ
レビューや作例を見ても、スポーツ観戦・野鳥撮影・こどもやペットなど、動体撮影&望遠を活かして使っている方が多いですね。
高評価が多いですが、酷評のレビューもあります。
人気機種なので悪い評価の数も増えるのは仕方のないこと。
悪いレビューをよく読んでみると、EOS 7D Mark IIに対する期待値が高すぎたのが原因であることが多いですね。
EOS 7D Mark IIの主なスペック
発売日 | 2014年10月20日 |
タイプ | 一眼レフ |
センサーサイズ | APS-C |
画素数 | 2020万画素 |
高感度 | ISO100~16000 |
連写速度 | 10コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/8000~30 秒 |
AF測距点 | 65点 |
液晶モニター | 3.0インチ・104万ドット |
ファインダー倍率 | 1倍 |
ファインダー視野率 | 100% |
撮影可能枚数 | 800枚 |
記録メディア | コンパクトフラッシュ SDHCカード SDカード SDXCカード |
Wi-Fi | × |
Bluetooth | × |
NFC | × |
本体サイズ | 148.6(幅)×112.4(高さ)x78.2(奥行) mm |
重量 | 820g |
実売価格 | 120,000円前後(ボディのみ) |
まとめ
こんな方におすすめ
- CanonのAPS-C最上位モデルを使いたい
- 鳥やペットなど動体撮影をすることが多い
- スペックの良いカメラを安く手に入れたい
2014年に登場したカメラですので、さすがに数字上は物足りない所もあります。
しかし、実際に使ってみるとまだまだ現役と言えるカメラで、特にオートフォーカス関連はとても良い仕上がり!
残念な点はWi-FiやBluetoothが非搭載なのと、高感度に弱いことでしょうか。
高感度もEOS 7D Mark IIが、特別弱いわけではありません。
ですが先にモデルチェンジしたモデルがことごとく高感度性能が爆上げされているので、比べてしまうとEOS 7D Mark IIがとても劣って見える…。
発売から4年が経過しましたので、そろそろEOS 7D Mark IIの後継機の登場を期待されています。
新型も良いですが、現行のEOS 7D Mark IIもかなり値下がりしてきていますので、CanonのAPS-C機上位モデルが欲しいのなら買い時ですね!