400mmの超望遠の入り口までカバーしてくれる望遠ズームレンズ。
ズーム倍率が高くなれば画質の劣化も気になるところですが、このレンズはSONY最高性能のシリーズGM(ジーマスター)に属するレンズで高画質が期待できます!
とても高価なレンズなのですがその人気は高く、Eマウント用望遠ズームの憧れのようなレンズですね。
FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS SEL100400GMの特長
FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS SEL100400GM 3つの特長
- 超高画質の望遠ズームレンズ
- ダブルリニアモーターを採用し高速なAF動作
- このクラスとしてはコンパクトなレンズ
超高画質の望遠ズームレンズ
※画像引用元:SONY(https://www.sony.jp/)
さすがに単焦点の望遠レンズには及びませんが、望遠ズームレンズとしてはかなりの高画質が得られるレンズ!
スーパーEDガラス1枚とEDガラス2枚を採用し軸上色収差を抑制。
ナノARコーティングも採用しており、ズーム全域で高い解像度とヌケの良い描写が魅力のレンズです。
レンズ性能の指標となるMTF曲線もかなり良いスペックとなっており、さすがGMレンズだと思える仕上がりです!
ダブルリニアモーターを採用し高速なAF動作
※画像引用元:SONY(https://www.sony.jp/)
ダイレクトドライブSSMとダブルリニアモーターを搭載しており、望遠ズームレンズでありながら素早いピント合わせと高いピント精度を誇るレンズ。
ピントが合うのが早いだけでなく、AF追従性も良好でスポーツシーンでも大活躍するレンズですね!
またダブルリニアモーターのおかげで、このサイズのレンズでありながらAF動作音はかなり抑えられており、動画撮影にも向いているレンズとなっております。
このクラスとしてはコンパクトなレンズ
※画像引用元:SONY(https://www.sony.jp/)
まずこのレンズは小さくはありません。
普通に大きいし重いです。
ですが100-400mmと言うジャンルの中では、かなりコンパクトで軽量化されています!
ましてやGMの名前が付けられ、焦点距離のカバー範囲だけでなく、高画質さも申し分のないレンズと言うことを考えれば、十分コンパクトなレンズと言えますね。
ただα7シリーズはカメラがとても小型ですので、このレンズを付けると余計に大きく見えてしまいます(笑)
FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS SEL100400GMのレビューやインプレ
※レビューは価格.comより引用しています。
FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS SEL100400GMの良い評価
【SONYの望遠ズームならコレ!】
解像度は文句なしです。
ややコントラストが低く、パッと見眠いような画が出てくることがありますが
超望遠ズームではこんなものでしょうか。
レタッチで簡単に調整できる範囲ですので、問題ありません。
AFの速さは凄まじいです。まさに爆速といった感じ。
SONYミラーレスの中では最速の部類かと思います。
手ブレ補正もよく効いていて、手持ち撮影も安心です。
フードのロックボタンもあって、まさに最新のレンズという使用感です。
【最上級のズームレンズと言っても過言ではない!】
キヤノンEF100-400mm f4.5-5.6Lは、過去に1型2型共に所有した事がありますが、大口径単焦点レンズと比較して圧倒的に軽量コンパクトな点はメリットでしたが、解像度や表現力は期待以下でした。
しかし、このGMは違います。
作例を載せましたが、小鳥の繊細な羽毛1本まで精緻に描写する解像度を備えています。
サーキットではレースは流し撮りしかしませんので、開放f値の明るさは基本的に必要ありません。
しかも、広いサーキットを終日歩き回って撮影ポイントを移動しますので、機材の軽さは結構重要です。
キヤノンのゴーヨン1型も所有していますが、手持ちでの流し撮りはSS1桁台は神の領域で、滅多に成功しません(腕の問題もありますが)。
しかしこのGMとα7ⅲとの組み合わせならば、SS1桁台の流し撮りも手持ちで可能ですし、大型のカメラリュックを担がなくて済むので、終日歩き回っても疲労は少なくて済みます。
もちろん、開放f値5.6では撮れない被写体もあります。
薄暗い森の中での野鳥撮影などは、かなりのISO高感度が必要になり、解像度が低下してしまいます。
よって万能では有りませんが、市販ズームレンズの中では最上級の性能と言っても良いのではないでしょうか。
(※100万円以上もするEF200-400mmは一般向けとは言わない認識です。)
この上となると、100万円超クラスの大口径単焦点レンズの世界に踏み込まざるを得ないと思いますので、ボディもα9や1DXmark2などのフラッグシップ機も欲しくなるでしょう。
手持ちで撮影し、アクティブに動き回るスタイルの方には間違いないレンズです。
【高解像度ズーム、でっけえ!けど高性能】
単焦点か?と思うほど解像し、周辺部も安定しています。全域において驚異的な解像度です。また、解像していてクッキリではあるのですが、線が太すぎるわけでもなく、コントラストも適度で繊細な描写、大変すばらしいと思います。
同時に×1.4のテレコンも購入しましたが、画質劣化は本当に気になりません。というより、テレコン装着時は基本テレ側で使うことが多いかと思いますが、テレコン無しよりしっかりと遠くまで見えるようになってます。
これ、当たり前じゃない?と思う方も多いかと思いますが、他社の場合、テレコン付けてより焦点距離が伸びたは良いものの、ぼやけて拡大されるだけで、あんまり見える情報量が変わらない、むしろ文字は滲んで見えにくくなった、なんてテレコンもあるので、SONYの組み合わせは秀逸です。
AF性能も悪くありませんが、画質が本当に素晴らしいです。望遠4倍ズームであることを考えると驚異的です。サイズは慣れるしかありませんが、これ持って子供と走ると疲れるだろうなぁ・・・。子供との遊びか、撮影のクオリティか、迫られる一本です。
FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS SEL100400GMの悪い評価
【周辺減光がかなり出ます】
開放で使うと、四隅の減光が気になります。
絞ってもそれほど改善されません。
フルサイズのイメージセンサーに耐えきれてない印象です。
単焦点400mmが出ましたが、そちらと比べると雲泥の差。
レンズ口径をもう少し大きくしてほしかった。
FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS SEL100400GMの主なスペック
発売日 | 2017年7月28日 |
対応マウント | SONY Eマウント |
フルサイズ対応 | 〇 |
レンズ構成 | 16群22枚 |
絞り羽根 | 9枚 |
焦点距離 | 100-400mm |
最短撮影距離 | 0.98m |
最大撮影倍率 | 0.35倍 |
開放F値 | F4.5-5.6 |
画角 | 24~6.1° |
手ブレ補正 | 〇 |
防塵 | 〇 |
防滴 | 〇 |
フィルター径 | 77mm |
本体サイズ | 93.9x205mm |
重量 | 1395g |
実売価格 | 250,000円前後 |
FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS SEL100400GMの作例
※画像引用元:SONY(https://www.sony.jp/)
まとめ
こんな方におすすめ
- 単焦点レベルのズームレンズが欲しい方
- 超望遠撮影を楽しみたい方
- 野鳥や野生動物などを撮影されたい方
GMレンズでズームレンズらしからぬ高画質さを誇る神レンズです!
テレコンバーターも2種類用意されており、1.4倍と2.0倍があります。
2.0倍コンバーターえお装着すれば、焦点距離200-800mmの超望遠ズームに早変わりし、野鳥や航空ショーなどあらゆる場面にも対応しますね。
お値段は安くなってきたとは言え、250,000円前後しますのでポンと買えるレンズではありませんが、GMレンズと言うこともあり望遠ズームとしてはトップクラスのスペックを誇っています!