ルミックスのエントリーモデル「DC-GF10/GF90」の上位機種にあたり、本格的な撮影能力を持ったミドルクラスのミラーレス。
2018年に最新型のMK3へと正統進化しました。
DC-GXシリーズは「ストリートフォト」をコンセプトに開発されているカメラで、いつどんな時でも高画質な写真が撮れるように作られています。
またモノクロ写真にも拘っており、フィルムカメラを彷彿とさせるようなモノクロ写真を撮影できる。
DC-GX7MK3からは新たなモノクロフィルター「L.モノクロームD」が追加され、これまでのフィルターよりも明暗差を表現できるようになっています。
LUMIX DC-GX7MK3の特長
※画像引用元:パナソニック
DC-GX7MK3 3つの特長
・ハイエンドモデル並みの高画質
・収納できるチルト式ファインダー
・多彩な機能を搭載
ハイエンドモデル並みの高画質
※画像引用元:パナソニック
DC-GX7MK3には新型の「ローパスフィルターレス 20M Live MOS センサー」を搭載。
前モデル比で解像力が15%向上しました。
ローパスフィルターレス仕様で解像力が上がる代わりに、デメリットとしてモアレや偽色の発生が懸念されますが、それを画像処理エンジン「ヴィーナスエンジン」で効果的に抑えます。
ヴィーナスエンジンはCPUを4つ備えており、データの高速処理はもちろんのこと、画質チューニング・低消費電力化、自然なノイズ感・立体的な解像感・滑らかな階調・自然な色再現など、DC-GX7MK3高画質さを担っています。
またマルチプロセスNRと広帯域輪郭強調処理の機能で、解像度をこれまでよりも高めつつノイズ処理も良くなっていて、3次元色コントロールにより微妙な色のニュアンスもしっかりと再現できるように進化しました!
収納できるチルト式ファインダー
※画像引用元:パナソニック
DC-GX7MK3は一見するとファインダーのないカメラに見えますが、実は格納式のファインダーを備えています。
90度可動するチルト式のファインダーですので、ハイアングル・ローアングルでの撮影もしやすいですね。
ファインダー自体もミドルクラスの機種としてはハイスペックで、ファインダー倍率は0.7倍(35mm換算後)に視野率は100%。
276万ドットの高精細なファインダーで、遅延も少なく動きの早い被写体もしっかりと捉えてくれます。
多彩な機能を搭載
※画像引用元:パナソニック
ルミックスお得意の4K PHOTOを始め、撮影をサポートしてくれる様々な機能が搭載されています。
まずはDC-GX7MK3の売りの1つである「クリエイティブモード」
ルミックス拘りのモノクロを含む9つの撮影スタイルに、22種類のフィルターと18種類のクリエイティブコントロールが内臓されています。
これだけの種類があれば、初心者のかたでも印象的な写真に仕上げることが可能ですね!
※画像引用元:パナソニック
また快適なストリートフォトを撮影するために、DC-GX7MK3にはレンズ手振れ補正とボディ内手振れ補正を連携させる「Dual I.S.」が搭載され、夜のスナップ撮影など暗い環境でも強力な手振れ補正のおかげで、快適に撮影することができます。
スマホとの連携もこれまでのWi-FiにBluetoothが追加され、より省電力で写真を転送できるようになりました。
DC-GX7MK3のレビューやインプレ
※レビューは価格.comより引用しています。
DC-GX7MK3の評価
【中堅機として的を射たカメラ】
価格的にも性能的にもミドルレンジの王道?を行く製品です。
拘る部分は充分に拘って設計してある一方、切り捨てる部分は潔く切り捨てているのでコスト的にも納得出来る、「他人とちょっと違う拘りのカメラを選びたいがあまり高価なのは嫌だな」っと言った人にはベストマッチだと思う。描写力は使用レンズによって差があるので参考程度だが私が常用している12-60mm / F3.5-5.6 ASPHでも十二分に2000万画素を解像してくれるので満足している、もちろんもっと高価なレンズなら更にシャープに描写する場面はあるのだろうが今のところ私にはこのレンズで充分だと感じるしセミマクロ的な使い方も出来て便利だ、ただ広角で内臓ストロボの光が蹴られるので注意が必要なのとあまりボケは期待出来ないのでそうした絵が欲しいなら単焦点は必須になると思う。
ハンドリングは全体的に良くも悪くもない程度、ボディだけでも450gあるのでM4/3らしい軽快感は薄いが使用頻度の高い露出補正ダイヤルが独立しているのは有難いし各種設定(フォーカスエリアやISO)なんかも直ぐに呼び出せちょっとの使用で直観的に扱える様になった。
グリップは浅く見た目重視の印象、別売りのアシストグリップを装着した方が間違へ無く良いのだが付けてまうとバッテリーやSDカードの出し入れに一手間増えてしまうのは考へものだろう、私は現時点で付けないでもいいかな?って思っている。
【帰ってきたチルト式電子ファインダー】
LUMIX GX7 MarkⅢには、GX7MK2で省略されたチルト式電子ファインダーが搭載されています。
電子ビューファインダーのドット数は約276万ドットですので、初代GX7と同じです。そこは進化なし。チルト式電子ファインダーが想像以上に使いやすいです。
液晶画面に表示されている内容がそのままファインダー越しに表示されます。フォーカスの調節はファインダーを覗きながらでも、
液晶画面をタッチして簡単にピントを指定の場所に合わすことができます。フォーカスモードレバーは三段階にパワーアップ、ファンクションボタンも8つ、露出補正ダイヤルの搭載。
GX8のスペックをGX7に詰め込んだようなカメラです。写真はBluetoothにて簡単に転送できるので、
家族やSNSに写真を公開する際にスムーズにおこなえます。コストパフォーマンスや本体の軽さなどを考えると、
GX7mk3はG9を持て余しそうなユーザーにとっては、理想的なカメラだと思います。
DC-GX7MK3の主なスペック
発売日 | 2018年3月15日 |
タイプ | ミラーレス |
センサーサイズ | マイクロフォーサーズ |
画素数 | 2030万画素 |
高感度 | ISO200~25600 |
連写速度 | 9コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/16000~60 秒 |
AF測距点 | 49点 |
液晶モニター | 3.0インチ・124万ドット |
ファインダー倍率 | 1.39倍 |
ファインダー視野率 | 100% |
撮影可能枚数 | 260枚 |
記録メディア | SDHCカード SDカード SDXCカード |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | ○ |
NFC | × |
本体サイズ | 124(幅)x72.1(高さ)x46.8(奥行) mm |
重量 | 407g |
実売価格 | 77,000円前後(ボディのみ) |
まとめ
こんな方におすすめ
- 手軽にスナップ撮影をたのしみたい
- 印象深いモノクロ写真を撮りたい
- コンパクトで高画質な写真を撮影したい
カメラ本体はかなりコンパクトで、エントリーモデルクラスの携帯性ですが、中身は本格派のミラーレス。
高感度性能も高く、ノイズを低減する機能も付いていますので、夜間や暗い場所でも楽に撮影ができます。
レンズとボディ内、両方の手振れ補正を連携させる、ハイブリット手振れ補正「Dual I.S.」が搭載されているのも、快適なスナップ撮影をサポートしてくれますね。
かなり機能がてんこ盛りなカメラですが、お値段は据え置き!
コストパフォーマンスにも優れるミラーレスとなっています。