2016年にリニューアルされ、AF-SからAF-Pレンズへと進化。
より高速化されたオートフォーカスで、静音性も向上しました。
キットレンズながら非球面レンズを2枚採用し、画質もなかなか良くなり、手ブレ補正(4段分)も備わっていますので、かなり優秀なキットレンズとなりましたね!
AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRの特長
※画像引用元:Nikon(https://www.nikon-image.com/)
AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR 3つの特長
- 新型の「AF-Pレンズ」
- レンズがとてもコンパクト
- ズームレンズだけど歪みが少ない
新型の「AF-Pレンズ」
AF-Pレンズはステッピングモーターを採用したレンズ。
これまでのレンズに比べると、オートフォーカスのピントを合わせる速度が速くなり、動作音も静かになりました。
静かな室内、例えば美術館や音が響くホール。
こどもの寝顔を撮りたい時などに、静寂さが有利になりますね!
レンズがとてもコンパクト
AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRは、ズームレンズとは思えないほどコンパクト。
35mm換算で27-82.5mmと幅広いカバー力があるのに、レンズ自体は単焦点レンズよりも小さいです。
コンパクトと言うことは重さも軽くなっており、たったの205gしかありません!
ズームレンズだけど歪みが少ない
ズームレンズは歪みが発生します。
高価なズームレンズでも発生するのですが、キットレンズはより歪みやすいのが宿命でした。
ですがリニューアルされたAF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRは、非球面レンズを2枚採用することで歪みの発生をこれまでよりも抑えられています。
AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRのレビューやインプレ
※レビューは価格.comより引用しています。
AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRの良い評価
【素晴らしい】
この軽さ、小ささで、開放からこれだけ写れば文句ありません。
コストの制約が多い分、何を優先したいか、設計者の意図が見えてくるように感じます。
素晴らしいキットレンズです。
【機能性は最高!写真画質は頑張れ!でも動画は綺麗!】
気軽な撮影に最適なレンズです。
個人的には、AFが遅い高倍率ズームより遥かに使いやすいレンズだと思います。
AFが爆速なので、走り回る子供を捉えることができます。
また、ライブビューで動画もきっちり撮れて軽量な点が魅力的です。
ロケハンやお散歩時のレンズにも良いと思います。
【軽くて寄れて写り良し】
大きさ軽さ、作りのチープさはエントリークラスという感じだが、写りのほうは価格以上のものがあると思う。一番気に入っているポイントは、最短撮影距離。かなり寄れるので、簡易マクロ的に使えるのがいい。D3400を持ち出すときは、必ずこのレンズを付けている。
描写のほうは、取り立ててすごいという感じではないが、破綻なく写っている印象。特に画質にこだわった撮影でなければ、何の不満もない。やや逆光に弱いかもしれない。
ボタンを押しながらレンズを回さないと撮影できないという煩わしさはあるが、それを使うのは撮影の一番初めだけなので、特に気にならない。それよりも、軽快に撮影が楽しめるほうが重要だ。
D500とも合わせて使ってみたのだが、ちょっともの足りない印象。D500の性能をフルに活かせるレンズではなさそう。D3400やD5600などと合わせることで、一番輝くレンズだろう。
AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRの悪い評価
【ライブビュー撮影時に注意】
★D7500で使用しています。
★昨今。高性能化ばかりが目立つレンズ業界ですが、こんな安価なキットレンズがあれば、撮影していて楽しいですし、何より購買層が増えて良いと思います。
★今では、プラマウントも、沈胴の手間も気になりません。
★気軽に一眼レフを持ち出せる。写りもまあまあ。これが一番大切。
★ただ、決定的な問題もあります。
ライブビュー撮影に、ズームリングを回すとカタカタ音がします。かなりひどく。
★静止画の時だけですが、ズーミングで、絞り値が変わると、カメラファームウェアと、レンズ機構がバグを起こして、カタカタ音が出るのです。ニコンサポートにも確認済みです。
★カタカタ音が結構大きいし、恥ずかしい。
安くて良いレンズなのだが、この点は残念でならない。ちなみに同じAF- P仲間の70-300でも同じ症状。
★こういうとき、キャノンが羨ましくなります。はぁ。ニコン頑張れよ。みたいな。
【コスパはよい】
レンズが本体に対して短くて細いので、正直持ちにくい。普通、本体を右手で持ち、レンズを左手で下から支えるようにして持つことで構えを安定させるのですが、レンズが短くて細いので持ちづらい。カメラを安定させるような持ち方というのはちょっと難しく感じます。
それと、やはり沈胴式のレンズというのは、面倒くささは否めません。撮りたい!と思った時に、パッとカメラを被写体に向け、シャッターを半押ししたのにフォーカスできない…あれ?と思ったら、レンズが収納状態のままでした…ということは幾度となくあります。分かっていてもついついやってしまう。撮影時にレンズ脇のボタンを押しながら、ズームする時のようにレンズを回転させるだけの、たったひと手間なのですが、意外と引っかかってしまう。慣れの問題もあるのでしょうけど、小さなストレスにはなります。
AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRの主なスペック
発売日 | 2016年9月16日 |
対応マウント | Nikon Fマウント |
フルサイズ対応 | × |
レンズ構成 | 9群12枚 |
絞り羽根 | 7枚 |
焦点距離 | 18~55 mm |
最短撮影距離 | 0.25m |
最大撮影倍率 | 0.38 倍 |
開放F値 | F3.5-5.6 |
画角 | 76~28.5° |
手ブレ補正 | 〇(4段分) |
防塵 | × |
防滴 | × |
フィルター径 | 55mm |
本体サイズ | 64.5x62.5mm |
重量 | 205g |
実売価格 | 26,000円前後 |
AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRの作例
※画像引用元:Nikon(https://www.nikon-image.com/)
まとめ
こんな方におすすめ
- 初めての一眼レフ用レンズとして
- 気軽に持ち回れる標準ズームが欲しい
- コスパ抜群のズームが欲しい
キットレンズとして手に入れられる方が多いので、持っている人が多いレンズでもあります。
中古品も状態が良く安いものが出回っていますので、手に入れやすいレンズ。
今回のリニューアルでオートフォーカスや画質が向上し、これまで以上に良い写りをするようになりました。
ただ暗い目のズームレンズですので、ボケさせたりするのは苦手。
一眼レフらしいボケ感が欲しい方は、単焦点レンズの購入をおススメします!