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【PENTAX K-1 Mark II】パワーアップしたフルサイズ一眼レフ、その特徴とレビュー!

梅野

カメラやレンズのスペック、レビューをまとめたブログです。 更に、カメラ初心者の方向けに基礎知識なども書いていきます! どうぞよろしくお願いいたします。

 

ペンタックス初のフルサイズ一眼レフ「K-1」が、Mark IIへとモデルチェンジしました。

 

ただ大きな変更点は少なく、マイナーチェンジの内容となっています。

主な変更点は高感度性能の向上させる「アクセラレーターユニット」と、手持ち撮影でリアル・レゾリューション・システム機能が使えるようになった「リアル・レゾリューション・システムⅡ」の搭載。

 

新システムを搭載した影響か、バッテリー持ちと連写速度がわずかに悪化しています。

 

 

PENTAX K-1 Mark IIの特長


※画像引用元:リコー(http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/index.html

 

PENTAX K-1 Mark II 3つの特長

・進化した高感度性能
・リアル・レゾリューション・システムⅡ
・アップグレードサービス

 

進化した高感度性能


ISO12800で撮影された写真です
※画像引用元:リコー(http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/index.html

 

フルサイズ機としては圧倒的な高感度性能をほこっていた「K-1」

K-1 Mark IIでは高感度時に、ノイズの低減や解像度・色彩再現性が向上する「アクセラレーターユニット」を搭載。

 

常用ISOが819200と、とんでも無い範囲にまで拡大しました!

高画素のフルサイズ機では、敵なしのハイスペックです。

 

 

リアル・レゾリューション・システムⅡ

 

複数枚の写真を合成することで、画素数以上の高精細な写真が撮影できるリアル・レゾリューション・システム。

おなじ写真を複数枚撮影しなければならないため、これまでは三脚が必須でした。

 

リアル・レゾリューション・システムⅡは手ぶれ補正機構SR IIを応用し、手持ち撮影でもリアル・レゾリューション・システムの機能を使う事ができるようになりました!

「本当に手持ちで大丈夫なのか?」と疑問がわいてきますが、実際にリアル・レゾリューション・システムⅡを使ってみた感想を拝見すると、手持ち撮影でも高精細な写真が撮影出来るようです。

 

ただ1つ欠点を上げるとすれば、手持ちモードの場合、処理に非常に時間が掛かるようで30秒前後必要。

画期的なシステムなので文句は言えませんが、ちょっと待ち時間が長いですね。

 

 

アップグレードサービス


※画像引用元:リコー(http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/index.html

 

K-1とK-1 Mark IIはボディサイズなどは全く同じ。

なのでK-1をお持ちの方は、基盤交換をすることでK-1 Mark IIにアップグレードが可能です!

 

費用は54,000円(税込み)となっており、カメラを買い換えるよりはるかに安くすみますね。

 

アップグレードサービスは期間限定となっており、2018年9月30日までとなっていますので、まだ利用されていない方はぜひ検討されてみてはいかがでしょうか。

 

 

PENTAX K-1 Mark IIのレビューやインプレ

 

※レビューは価格.comより引用しています。

 

PENTAX K-1 Mark IIの良い評価

【簡単なレビューですが】

K-1の5軸5段補正からスペックは変わってませんが、実際の使用では少しよくなっているように感じます。開放で接写や、手持ちスローシャッターの時もそのように感じます。また、作例2枚目のように、絞りたい時はSSをギリギリまで下げて撮影出来るのは本機の良さです。

f1.4絞り開放でも、ピント精度がよくなったように思います。

超高感度は、KPを一歩リードしたかなって感じです。いや、KP凄いですね。

手持ちリアレゾは、今のところ付属ソフトでもRAW現像できない点が大いに不満ですが、スローシャッターでも有効なので低照度のノイズ抑制にも効果があってさすがだなと思います。

動体AFは、K-1もそんなに不便はしてませんでしたが、やはり少し良くなっています。

緑や青空の自然な発色が普通に出るようになり、カスタムイメージ:ナチュラルでも色彩に満足することが多くなりました。

 

【K-1から結局買い替えのとりあえずレビュー】

まず感じたのは解像感の上昇?なのかピント精度の上昇なのか分からないが、とにかく画像のシャープさが一皮剥けた様な印象。より645Z寄りに。そして色彩傾向の変化。記憶色重視から現実に忠実な色彩にベクトルを少し向けた感覚が確実にあります。全般的にオートに任せると寒色寄りのAWBになっているようなので、今までのペンタックスユーザーは日中撮影はとりあえず太陽光をオートとしたほうが良いように思えます。色彩のチャートをアンバーに少しだけ振った設定をすると従来の暖色寄りの色温度傾向に近づく模様。今後更に使い込みます。ざっと試しただけですが、ISO感度は実用できる感度が個人的には6400だったものが12800へと1段向上したかなという印象でした。

 

【K-1初代でも満足できるかもしれないが】

高感度性能は良いです。ISO12800ではノイズは見られません。(ノイズリダクションAUTO)ただしセンサーの受光量が増えているわけではないので明所での撮影や長時間露光したときのような画像にはなりません。明るい環境で撮るのと比べて粒状感のある画像になります。ISO20000くらいまでなら私には許容範囲です。(個人差があります)。25600から色ノイズを感じるようになり51200以上は「夜の監視カメラ風」のノイズのよく乗った画像になります。ノイズは乗っていますが解像感は結構あります。買う前はISO51200くらいまで実用に耐えうる性能を期待していたのですが、まあα7sのようには行かないということです。K-1より改善されていますが、「劇的に」改善されているわけではありません。「少し」よくなったかな、ぐらいです。過度な期待は禁物です。

でもISO12800を躊躇なく使えるのはいいですね。夜景を手持ちF8でも撮れてしまうのは頼もしいです。

 

 

PENTAX K-1 Mark IIの悪い評価

 

いまのところ悪いレビューはありませんでした。

 

当初、「以前より画質が悪化した」と言われていましたが、再度検証されたところK-1より画質が良くなっていたと結果が出たため、K-1 Mark IIの面目が保たれましたね。

 

 

PENTAX K-1 Mark IIの主なスペック

 

 

発売日 2018年4月20日
タイプ 一眼レフ
センサーサイズ フルサイズ
画素数 3640万画素
高感度 ISO100~819200
連写速度 6.4コマ/秒
シャッタースピード 1/8000~30 秒
AF測距点 33点
液晶モニター 3.2インチ・103.7万ドット
ファインダー倍率 0.7倍
ファインダー視野率 100%
撮影可能枚数 670枚
記録メディア SDHCカード
SDカード
SDXCカード
Wi-Fi
Bluetooth ×
NFC ×
本体サイズ 136.5(幅)x110(高さ)x85.5(奥行) mm
重量 925g
実売価格 200,000円前後(ボディのみ)

 

 

 

まとめ

こんな方におすすめ

  • より高感度性能が必要な方
  • 気軽に高精細な写真を撮影してみたい
  • 風景やポートレートを撮影している方

マイナーチェンジされ、より高感度に強くなったK-1 Mark II。

気軽に使えるようになったリアル・レゾリューション・システムⅡも魅力です。

 

AFが弱いという欠点があるものの、他社とは比較にならないほど圧倒的な高感度性能は、唯一無二の一眼レフでどんな状況でも撮影ができる安心感がありますね。

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