レビュー件数が80件近くあって、評価点が4.89と驚異的に高評価なミラーレス。
Proの名前がついているだけあって、かなり完成度の高いカメラになっています。
また世界で唯一の、光学式ファインダー(OVF)と電子ビューファインダー(EVF)を切り替えられる、「アドバンストハイブリッドマルチビューファインダー」を搭載!
それぞれ一長一短ありますから、状況によって切り替えられる画期的な技術ですね。
X-Pro2の特長
※画像引用元:FUJIFILM(https://fujifilm.jp/index.html)
X-Pro2 3つの特長
・ファームウエア Ver.5.00
・新開発のセンサー類
・ハイブリッドファインダー
ファームウエア Ver.5.00
※画像引用元:FUJIFILM(https://fujifilm.jp/index.html)
ファームウェアは車で言えば、マイナーチェンジの様なもの。
X-Pro2はVer.5.00となっており、これまでに何回も修正と改良がされていると言うことですね!
Ver.2.00
・新しいAFアルゴリズムを適用
・「クリップオンフラッシュ EF-X500」に対応
・オートパワーオフ機能
・AFフレーム補正OFF時においてもパララックスに連動した測距点位置を表示
Ver.3.00
・EVFの表示タイムラグ短縮
・拡張感度にISO125、ISO160を追加
・顏検出AFの高速化
・AF-Cモードでの合焦表示の改善
・ブラケットおよびAdv.フィルター撮影でのRAW画像の記録
・長秒側のシャッタースピードを15分まで拡張
・感度AUTO設定の低速シャッター限界に「AUTO」を追加
・AFモードの「シングルポイント」に最少サイズを追加
・「AFポイント表示」の追加
・「AF-Cカスタム設定」の追加
・ピント位置拡大中の位置変更
・VIEW MODEに「アイセンサー+LCD撮影画像表示」を追加
・カスタム1~7の名前設定
・Exif用著作権情報
・ボイスメモ機能
・AEブラケットの機能拡張
・「カードなしレリーズ」設定の追加
Ver.3.10
・EVF明るさに「-6」と「-7」を追加
・リアコマンドダイヤルのファンクション化
Ver.4.00
・4K動画対応
・USB/無線通信によるPC撮影に対応
・動く被写体への追従性を強化
・RAW現像ソフト「FUJIFILM X RAW STUDIO」に対応
・フラッシュの無線コントローラー制御に対応
・PCソフトウェア「FUJIFILM X Acquire」を使用してカメラ設定の保存・読み出しに対応
Ver.5.00
・像面位相差AF性能の向上
・フリッカー低減機能追加
・フォルダー選択・フォルダー作成機能追加
・撮影モード時の情報表示内容の拡大表示とカスタマイズ設定
新開発のセンサー類
※画像引用元:FUJIFILM(https://fujifilm.jp/index.html)
新型の2430万画素のAPS-Cセンサー「X-Transトレードマーク CMOS III」を採用。
また画像処理エンジンも新型の「X-Processor Pro」となりました。
こちらは従来にくらべ4倍の性能を誇っています。
X-Pro2用に開発されたセンサーと画像処理エンジンですが、後発のハイエンドモデルにもフィードバックされていますので、それだけ優れたスペックを持っています!
X-Pro2はこの2つの新たなパーツを備え、解像度が高くノイズもかなり低減されています。
しかしX-Pro2の凄いところは単純な画質の良さではなく、フィルムの再現度!
80年以上に渡りフィルムの研究をしていた富士フイルムらしく、フィルムの表現力をそのまま再現しています。
RAW現像でこの質感を出すのは難しく、大変な手間と時間が掛かるはず。
ですがX-Pro2ならカンタンに再現してしまうんですね!
ハイブリッドファインダー
※画像引用元:FUJIFILM(https://fujifilm.jp/index.html)
X-Pro2はまさかの、光学式ファインダー(OVF)と電子ビューファインダー(EVF)の両方の機能を搭載!
この世界唯一の機能は「アドバンストハイブリッドマルチビューファインダー」
ファインダーを切り替えるのに、複雑な操作や時間は必要ありません。
レバーを操作するだけで、瞬時に切り替えが可能。
さらには光学式と電子式を組み合わせた「エレクトロニックレンジファインダー(ERF)」の機能を搭載。
光学式ファインダー上に、電子ビューファインダーの画面を小窓で表示。
リアルタイムな光学式ファインダーで覗きながら、電子ビューファインダーの倍率を最大6倍まで確認して撮れます。
X-Pro2のレビューやインプレ
※レビューは価格.comより引用しています。
X-Pro2の良い評価
【色が素晴らしい最高のデジタルカメラ】
タイトル通り色が素晴らしい。
最高のデジタルカメラだと思います。特に花、空、などです 。
本物のベルビアやプロビアに近い色がJPEGとってだしで簡単に再現可能です 。
フルサイズや高速連写の一眼レフも所有していますが、色については このカメラが優位だと思います。Nikon、キャノンのデジタル一眼レフを使用していてRAW現像をしても、なかなかフィルムにちかづけるのが困難と感じることがありましたが、このカメラはその不満を大幅に、そして簡単に解消してくれると思います、(まだ完全とは思いませんが)
色に拘る方は 是非 お勧めします。
【やっと理想のカメラに出会えた!】
X-Pro2を使い出したことにより、改めて「撮る」ということが心から楽しくなりました。
撮影までの一連の過程について見直すことができ、日々カメラから勉強させてもらっている状態です。
過程をアナログ的に楽しめる、出てくる画も良い、カメラの佇まいすらも愛おしいだなんて、もうこの子に溺愛といって良いほどです(笑)あっ、余談にはなりますが効き目が左の私にとってはこのボディスタイルがベストとなっています。
光軸上にEVFがある機種の場合、顔と右手が近すぎて窮屈に感じることが多々ありました。
このボディサイズと左上OVFは正に求めていたものです。とりあえず、このカメラは今後手放さないカメラの1台となりそうです。
【カタログスペックには現れない拘りを随所にまとった1台】
はじめはフルサイズ一眼レフのサブ機くらいで考えていましたが、Pro2で撮影する回数の方が徐々に増え、結局一眼レフを持ち出さなくなりました。ボディに対する評価ですので詳細は割愛させていただきますが、富士フイルムの写真がここまで高評価なのはフジノンレンズの光学性能に由来するところも大きいと思います。
レンズラインナップではまだ大手には及びませんが、ラインナップが豊富なところでいま買える本数には限りが有りますし、購入資金を貯めながら気長に待つことにしています。仮に今、このカメラを持っておらず他社フラッグシップに高性能レンズを数本持っている状態として、富士フイルムに乗り換えますかと聞かれれば迷わず乗り換えると答えるでしょう。
X-Pro2の悪い評価
【画質に不満は無いが】
不満なのは、ダイヤルの+-の方向が統一されていないことです。
露出補正ダイヤルは左回りでプラスなのに、液晶画面やEVFの明るさ調整では後ろのダイヤルを左に回すとマイナスになるようになっています。
これのおかげで、液晶画面を明るくしようとしてダイヤルを回すと暗くしてしまう誤操作を、ほぼ毎回やってしまいます。ダイヤルの+-方向を統一するか、他社のように好みで変えられるようにするかして欲しいですね。
X-Pro2の主なスペック
発売日 | 2016年3月3日 |
タイプ | ミラーレス |
センサーサイズ | APS-C |
画素数 | 2430万画素 |
高感度 | ISO200~12800 |
連写速度 | 8コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/32000~30 秒 |
AF測距点 | 91点(最大325点) |
液晶モニター | 3.0インチ・104万ドット |
ファインダー倍率 | |
ファインダー視野率 | |
撮影可能枚数 | 250枚(EVF)350枚(OVF) |
記録メディア | SDHCカード SDカード SDXCカード |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | × |
NFC | × |
本体サイズ | 140.5(幅)x82.8(高さ)x45.9(奥行) mm |
重量 | 445g |
実売価格 | 133,000円前後(ボディ) |
まとめ
こんな方におすすめ
- 本気のミラーレスが欲しい
- フィルムっぽい写真を撮りたい
- APS-Cセンサーの良いカメラが欲しい
富士フイルムの本気と言えるミラーレスで、フィルムの再現度はさすがの一言。
光学式ファインダーと電子ビューファインダーを、切り替えられるのも良いですね!
タイトルにも書きましたが、このカメラの評判はめちゃくちゃ良く、このカメラに出会えて良かったと言う意見の多いこと。
初めてカメラを購入される方はもちろんのこと、カメラに飽きた、カメラの趣味を復活させようと思っている方におすすめですね!