※2018年11月29日に更新しました。
Nikonのフラッグシップモデルで、フルサイズ一眼レフでありながら圧倒的な連写速度が特長!
AFシステムもD5用に開発されたもので、AF専用エンジンまで搭載しいかなる被写体も逃しません。
D5と言えばアメリカのNASAが大人買い(53台)したことでも有名ですね。
ニコンのカメラは耐久性と信頼性が優れており、宇宙での撮影に利用されていてNASAへ販売するのは今回のことだけでなく、ずっと昔からNASAはニコンのカメラを導入する事が多かったです。
D5は二種類のモデルが販売されています。
「D5 XQD-type」と「D5 CF-type」
D5 XQD-type
記録メディアにXQDカードを使用するD5です。
XQDは次世代の記録メディアとして近年注目を集めていて、その特徴は圧倒的に早い転送速度!
理論値で最大転送速度1,000MB/秒と桁違いの速さ。
※実際に市販されているものは400MB/秒が主流です。
D5 CF-type
記録メディアにCFカードを使用するD5です。
CFカードは市販されているものは転送速度が150MB/秒前後のモデルが多い。
CFの次世代型「CFast」はXQDカードと肉薄する性能を持っていますが、まだあまり普及していない…。
Canonの一眼レフにはCFastを採用しているモデルがあります。
CFカードはXQDカードにスペックで劣るものの、その代わりにXQDカードに比べて低価格なのが特徴です。
D5の特長
※画像引用元:ニコン(http://www.nikon-image.com/)
D5 3つの特長
・Nikon史上最強の153点AFシステム
・AF/AE追従で最高12コマ/秒の高速連写
・高剛性・高耐久ボディに40万回耐久シャッター
Nikon史上最強の153点AFシステム
※画像引用元:ニコン(http://www.nikon-image.com/)
D5用に新開発された153点AFシステム。
153点のフォーカスポイントは、前フラッグシップモデル「D4S」に比べ130%以上の広い範囲を高密度にカバーし、前後左右に素早く動く被写体にも確実にピントを合わせてくれます。
そしてこれまでのAFシステムと違うところは、AF専用のエンジンを搭載した点!
画像処理エンジンだけでなくAF専用エンジンを新たに構えることで、あらゆる演算処理が高速化。
ピント合わせがより確実に高速化し、最高12コマ/秒の高速連写中でも動く被写体への追従性が高まりました。
AF/AE追従で最高12コマ/秒の高速連写
※画像引用元:ニコン(http://www.nikon-image.com/)
D5には新開発の画像処理エンジン「EXPEED 5」・大容量のバッファメモリー・新シャッター機構と、これでもかと新技術を投入したおかげでフルサイズセンサーの一眼レフでありながら、AF/AE追従で12コマ/秒の高速連写を最大で200コマまで可能な連写性能を得ました。
さらにミラーアップを行うと、14コマ/秒での撮影も可能になります!
画素数はD4Sより上がっていてより高画質に撮れるようになったのに、連写速度を据え置きにままでなくさらに向上させてきているのは、さすが新フラッグシップモデルです。
一般の撮影ではオーバースペックですが、プロスポーツ選手を撮影するカメラマンには御用達のモデルで、プロ野球中継やサッカーの中継で使っていらっしゃるカメラマンを見ますね!
高剛性・高耐久ボディに40万回耐久シャッター
※画像引用元:ニコン(http://www.nikon-image.com/)
プロカメラマンが使用する事を前提としていますので、撮影現場で機材トラブルが起こらないようにとにかく堅牢な作りとなっています。
ボディはマグネシウム合金製で堅牢さと軽量化を両立しており、各部にシーリングが施され高い防塵性と防滴性を誇ります。
※画像引用元:ニコン(http://www.nikon-image.com/)
シャッター機構は40万回の耐久試験をクリア。
20万や30万耐久のシャッター機構は下位モデルの一眼レフでもありますが、D5のシャッターはスピードの誤差を自動修正する機能や、強い負荷がかかるであろう12コマ/秒の高速連写を実現しつつの40万回耐久なので、とてもタフなシャッター機構なんですね!
ボディやシャッターの耐久性のほかに、バッテリーも高耐久。
撮影可能枚数が他のカメラと比べても桁外れで、CIPA規格準拠で3780枚!
実際の使用を想定した当社試験条件は、なんと8160枚も撮影が可能です。
反対に充電するのを忘れてしまいそうなほど、バッテリー持ちが良いんですね!
D5のレビューやインプレ
※レビューは価格ドットコムより引用しています。
D5の良い評価
【これぞフラッグシップ】 良くある話で誠に恐縮ですが,このスペックでどうしてこんなに高いの?と.その答えは使ってみるまでわかりませんでした.ニコン機はD3sから使っておりこれで2代目ですが,皆さま言われる様に数値に現れない部分が大きいと感じます.これならどんな過酷な状況下でも自分の撮りたい画が撮れる,そう思わせてくれるカメラです。
【カメラに育ててもらう】 D5は私の使用ではノントラブルでしっかり作られた感&頑丈ボディという印象が強いです 指先で操作するボタン一つ一つは操作感と質感を大切にされているような気がしております そのような理由から写真機+動画と考えると手放す理由は存在しない事になっています EOS Kiss X5+30mm F1.4 DCレンズ一個のみに始まり 70D+5D3~1D4+80D~現在80D+D5って具合の経歴です D5は購入してから発見する親切な機能等盛り沢山で私には十分すぎるカメラであると思います 誰かの何かの参考になれば幸いです。
【期待を裏切らないフラッグシップ】 D800を比較の基準としますが、まず驚いたのがファインダーです。 世界最高レベルの光学ファインダーなので当然とは思いますが、全く違っていました。 それまで使っていた58mmf1.4Gなど、最初にファインダー越しに見た景色に思わず声が出ました。 「え、このレンズってこんなに凄かった?」などと独り言をw 更にシャッターのキレやレリーズタイムラグ、ブラックアウトの時間など、写真撮影に必要な要素の全てが最高峰なので、 カメラを構えシャッターを切る瞬間がいつも幸せな時間なのです。 プロでもない私などが所有するなど、身に余る買い物と思いましたが、娘達の成長は待ってくれないので思い切りましたが、 格の違いというか、フラッグシップ機の凄さを思い知りました。 しかし、後悔は微塵もなく発売日に購入して以来、性能に助けられ娘の晴れ舞台の発表会をはじめ、 多くの素晴らしい写真を撮る事が出来て、私にとっては非常に価値のあるものとなっています。 これからもニコンが素晴らしいカメラを世に送り続けてくれることを切に願います。
D5の悪い評価
【普通です】 厳しい採点ですが、お許しください。 概ね普通の評価です。 普通のことが普通にできるのは素晴らしいかと思います。これは、電池や液晶が素晴らしいから普通に撮影して普通に撮れるのですね(^^) しかし、感動はありません。 デザインや質感については、過去のD3シリーズやD4シリーズとさほど変わらないかと思います。 画質については、レンズに左右される部分もあると思いますので、24-70 2.8E使用という条件で概ね普通だと思います。 バッテリーも持ちは素晴らしいです(^^) 液晶も他ではあまり無いくらい素晴らしいです(^^) 前作よりも、少しは軽くなることを期待していたのですが、こんなもんなんでしょうね。 あと、他社みたいにメーカー保証が2年だと素晴らしいのでしょうが…
D5レビューまとめ
当たり前といえば当たり前ですが、絶賛の声ばかりで購入された方は大満足のようです!
画質とか連写速度以外に、写真を撮るための操作性も最高峰のため「写真を撮るのが楽しくて仕方ない」と言う意見が多かった。
これは私的には盲点でして、ファインダーを覗いてシャッターを切る。
写真を撮るための当たり前のことすら最高峰の気持ちよさだと購入者の方は言っているんです。
こんなことを聞くとぜひ試してみたくなりますよね~!
私の住んでいる田舎にはD5を店頭に置いているところが無いのですが、都市部にお住まいの方などは一度試写してみてはいかがでしょうか?
D5の主なスペック
発売日 | 2016年3月26日 |
タイプ | 一眼レフ |
センサーサイズ | フルサイズ |
画素数 | 2082万画素 |
高感度 | ISO100~102400 |
連写速度 | 12コマ/秒 14コマ/秒(ミラーアップ時) |
シャッタースピード | 1/8000~30 秒 |
AF測距点 | 153点 |
液晶モニター | 3.2インチ・236万ドット |
ファインダー倍率 | 0.72倍 |
ファインダー視野率 | 100% |
撮影可能枚数 | 3780枚 |
記録メディア | XQD-Type「XQDカード」 CF-Type「CFカード」 |
Wi-Fi | × |
Bluetooth | × |
NFC | × |
本体サイズ | 160(幅)x158.5(高さ)x92(奥行) mm |
重量 | 1235g |
実売価格 | 550,000円前後 |
D5の対抗機種
まとめ
こんな方におすすめ
- スポーツシーンを良く撮影する
- メーカーで一番良いカメラを使ってみたい
- ストレスフリーな撮影を求めている
一般人には必要ないんじゃないかな?と思う性能をもったカメラですが、アマチュアカメラマンでも持っていらっしゃる方はたくさんいらっしゃいます。
550,000円を超えるカメラを買えるなんて、正直うらやましい限りです(笑)
フラッグシップモデルはどのメーカーでも最新技術の塊の為、不満を感じることは99%無いので200,000円台の色んなカメラを買ったり売ったりして自分の理想のカメラを探すより、初めからフラッグシップモデルを購入したほうが買い物上手と言えるかもしれません。
フラッグシップモデルはモデルチェンジの周期が大体オリンピックと同じ。
と言うよりそれに向けて作られているので、場合によっては下位モデルよりモデルチェンジが激しい場合もある。
あまりに高価なカメラなせいか、田舎在住のわたしは店頭でこのカメラを見たことがありません(笑)