※2018年11月29日に更新しました。
ニコンのAPS-Cセンサーフラッグシップモデル「D500」が登場するまでは、D7000シリーズがAPS-Cセンサーの上位モデルでした。
D500の登場で7000シリーズは終わるのかなと思いきや、新型のD7500が登場。
APS-Cセンサーを搭載した一眼レフのバランス機としての立ち位置を守りました!
D7500の特長
※画像引用元:ニコン(http://www.nikon-image.com/)
D7500 3つの特長
●ハイエンドモデル並みのスペック
●スキのないオールマイティさ
●スペックを考えると小型で軽量
D7000シリーズはAPS-Cセンサーの最上位モデルだったこともあり、ハイエンドモデルと同等の性能を持っています。
違いはフルサイズセンサーかAPS-Cセンサーかの違いだけ、と言っていいほどのハイスペックさ。
その証に映像処理エンジンはフラッグシップモデルのD500と同じ最新のEXPEED 5を搭載。
画質が良くなったこと以外に、情報の処理能力が上がったことで、連写速度が8コマ/秒と早くなりました。
高感度性能もISO100~51200にまで拡大しましたので、夜間や光の少ない場所でも手ブレしにくくなります。
CMOSセンサーもD500と同じものが採用されていて、ISOを上げて撮影してもノイズが出にくくなっていて使い勝手がいいですね!
スキのないオールマイティさ
※画像引用元:ニコン(http://www.nikon-image.com/)
D7500は飛び抜けた性能はないものの、全てのレベルが高くまとまったバランス機。
専用機には勝てませんが幅広く使うことができるオールマイティさが売りです。
APS-C・2088万画素のセンサーを搭載し、高感度性能はISO100~51200。
シャッタースピードは1/8000~30秒、連写速度8コマ/秒。
51点のフォーカスポイントに視野率100%のファインダーと、エントリーモデルと比較すると圧倒的なスペックを持っていて、人物・動体・風景となんでも撮影できます。
スペックを考えると小型で軽量
※画像引用元:ニコン(http://www.nikon-image.com/)
一眼レフはハイスペックになるほど、本体が大きくなり重くなってしまいます。
D7500もエントリーモデルよりは大型になってしまいますが、そのスペックからすると小型で軽量な部類。
カメラを購入する前は「性能が良いんだから、多少のカメラの大きさは仕方ない!」と思っていても、実際に持ち運びや撮影しているとストレスがたまってきます。
できるだけカメラが小さくて軽い方が良い!
D7500のレビューやインプレ
レビューは価格ドットコムより引用しています。
D7500の良い評価
【だんだん良くなってきた】 AF-Pキットレンズ群と合わせれば、ニコンで一番動画に向いたカメラでは? パナの動画機のようなシャープな画質ではかないませんが、センサーがより大きいので、色が豊かで、柔らかさが表現できるニコンの動画画質を気に入っています。
【使いこなしたくなる好バランス機】 基本的にくっきりした風景を撮るのが好きです。ならD7200の方が良かったかもですが(購入時そんなこと知らず笑)、D7500も風景が苦手なわけではないし、動体、高速連写、ある程度の高感度もいける本機を持っていれば一眼レフの基本的な撮影が一通り何でもできそうで、所有する満足感が高いです。 次は何をどんな風に撮ろうかと考えることが楽しくなります。 また、豊富に揃ったDXレンズがほぼ全て一桁万円で手に入りいろいろ試せるし、FXレンズも問題なく使えるニコン高機能DX機という位置付けが居心地いいです。
【正常に進化していますね】 最大の動機は高感度画質とチルト液晶で、期待通りで満足です。 スマホ連携は、どうせまた繋がらないだろうと、期待していなかったのですが、実用十分以上です。びっくりしました。 その他も細かい改良がされていて、まだまだ進化していることを感じさせてくれました。 楽しく撮影させていただいています。
D7500の悪い評価
【ニコンのカメラとは思えない】 いくらD500との差別化とはいえ、ニコンのカメラとは思えない安っぽさです。連写速度やファインダーの広さ、AFモジュールに関しては差があって当然ですが、ボディの造りや細かなデザインでコストダウンをするのはやめてほしかったです。また、バッテリーグリップも用意されておらず、D7XXXシリーズは見放された感じがします。コンパクトで高性能なボディが欲しい方もいるでしょうし、D500の圧倒的な性能に惹かれる方もいるはずですから、自社製品との競合は大した問題ではないと思います。次世代機に期待します。
【微妙】 さて、本機を選定しましたが、DXフラッグシップとしてD500がある為か、先代機D7200と比して、ダブルスロット⇒シングルスロットや全体的な軽量化の様な、コストダウン感が随所に見受けられます 本機を、単純にD7000からの進化と考えると、失望します こうした、機能・材質省略をするなら、発売時から¥100000を切る価格を追及して貰いたい 別のカメラレビューで書いたが、「小遣制の趣味カメラお父さん」が、なんとか遣り繰りして買える位でお願いします ※それ以上を求めるならD500の存在も否定しない
D7500のレビューまとめ
やはりレベルの高いバランス機として人気が高いですね。
フルサイズ一眼レフは必要ないけど、性能の良いカメラが欲しい方にピッタリです。
悪い評価に上がったのは露骨なコストダウン。
APS-Cの最上位モデルの座をD500に奪われてしまいましたので、差別化をはかるためにダブルスロット(SDカードを2枚使える)がシングルスロットになったり、質感が安っぽくなったりと7000シリーズのファンには許せない自体となってる。
コストダウンはしたのに、価格が従来の7000シリーズと変わらない設定だったのも不評の1つですね。
D7500の主なスペック
発売日 | 2017年6月9日 |
タイプ | 一眼レフ |
センサーサイズ | APS-C |
画素数 | 2088万画素 |
高感度 | ISO100~51200 |
連写速度 | 8コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/8000秒~30秒 |
AF測距点 | 51点 |
液晶モニター | 3.2インチ92.2万ドット |
ファインダー倍率 | 0.94倍 |
ファインダー視野率 | 100% |
撮影可能枚数 | 950枚 |
記録メディア | SDHCカード SDカード SDXCカード |
Wi-Fi | 〇 |
Bluetooth | 〇 |
NFC | × |
本体サイズ | 135.5(幅)x104(高さ)x72.5(奥行) mm |
重量 | 640g |
実売価格 | 108,000円前後 |
D7500の対抗機種
まとめ
こんな方におすすめ
- 性能の良いAPS-C一眼レフが欲しい
- 本格的にカメラを趣味にするつもりだ
- オールマイティな撮影能力が欲しい
フラッグシップモデル「D500」が登場したおかげで、ニコンAPS-Cセンサーの最上位モデルの座を奪われてしまいましたが、高い次元でまとまったバランスの良さは健在!
しかしD500との差別化のために、いくつかの機能と外装がコストダウンされてしまいましたので、これまで7000シリーズを使っていた方からは不満の声がありますね。
従来の7000シリーズと比較してしまうと、コストダウンが見受けられますがカメラの性能自体は上位機種と呼ぶに相応しいスペックを持っています!