一眼レフやミラーレスが欲しいなぁと思って、まず悩まれるのは「どのメーカーにしようか?」と言うことではないでしょうか。
カメラメーカーも数多くあり、これからカメラを始めようとされている方には、メーカーの強みや特長は分からないかと思います。
そこで今回は、それぞれのメーカーの特長を分かりやすくご紹介させていただきます!
Nikon(ニコン)
※画像引用元:Nikon(http://www.nikon-image.com/products/mirrorless/)
Nikon 3つの特長
- 故障しにくいカメラ
- 光学性能の良いレンズ
- ピント精度が高い
一眼レフ2大メーカーの1つで、かつて軍用光学機器を生産していた強みがあります。
とにかく故障率が低くて、なかなか壊れない頑丈さが特長。
私はNikonのD750を使っていますが、これまでに水にずぶ濡れになったり落としてしまったりしましたが、未だに故障したことがありません。
また純正レンズの性能が良く、Nikonのレンズが使いたいからNikonを選んだと言う方もいらっしゃいます。
Nikonのここがイイ!
Nikonの良さはまず「壊れないこと」
結婚式やお子さんの運動会など、絶対に失敗できない場面で「カメラの調子がわるくて撮影できませんでした…」
こんな事態は想像したくもありませんよね?
でしたらNikonのカメラにするべきです。
Nikonのカメラはとにかく故障率が低いタフなカメラですので、大事な場面でカメラが壊れた!という事態を避けることができます。
そしてレンズのラインナップが豊富なので、趣味としてカメラを始める方に向いています。
一眼レフはレンズを交換することで、撮れる写真がガラッと変わるのが面白いところ!
Nikonの純正レンズは種類が多く、次はどのレンズを買おうかと悩む楽しさがありますよ。
Nikonのここがイマイチ
他メーカーとの協力をあまりしないため、サードパーティ製レンズを使うと上手く作動しないトラブルも過去にはありました。
2018年に発売した新しいレンズマウントも、詳細は非公開なためレンズメーカーが開発しにくい状況となっています。
プライドと自社製品の自信の表れだと思いますが、もうちょっとオープンなメーカーになっても良いのではと思います。
Nikonの代表的な機種
Canon(キヤノン)
※画像引用元:Canon(https://canon.jp/)
Canon 3つの特長
- 一眼レフの王者
- 鮮やかな写真に仕上がる
- ピントを合わせるのが速い
一眼レフ2大メーカーの1つで、シェア率NO.1の王者。
超小型一眼レフからプロ用カメラまで、幅広いラインナップが用意されています。
撮って出し(写真を加工しない事)でも、とても鮮やかな写真に仕上がるのが特長で、愛用しているプロカメラマンが多い。
またシェア率NO.1ですので、情報が多いのも何か分からないことがあった時に助かりますね。
Canonのここがイイ!
数多くの一眼レフを販売しているキヤノンですが、どのカメラも完成度が高く思い出を残すのにも作品を作るのにもオススメできます!
また撮った写真は実際の景色よりも少し鮮やかに写してくれるので、インパクトのある写真に仕上がります。
なのでSNSに投稿する写真を撮るのに向いていますね。
Nikonと同様にキヤノンも純正レンズのラインナップが豊富ですので、いろいろな写真を楽しむことができます!
Canonのここがイマイチ
バランスの良い性能で完成度が高いのですが、反対に尖った部分がないので個性が無いかなと思います。
完成度が高いのでプロカメラマンには御用達ですが、趣味で写真をされる方には面白みに欠けるかも知れません。
またカメラとレンズが他のメーカーに比べ、すこし高めの価格設定になっています。
Canonの代表的な機種
SONY(ソニー)
※画像引用元:Sony(https://www.sony.jp/)
SONY 3つの特長
- ベーシックモデルでさえハイスペック
- 現状、最強のミラーレスメーカー
- 特化した機種が多く、自分に合ったカメラを選びやすい
日本人で知らない人は居ないと思われる巨大メーカー。
一眼レフも販売していますが、ミラーレスの方が有名です。
SONYは最新の技術を次々と導入してくるのが特長で、どのカメラもハイスペック!
ミラーレスでは1番人気があるメーカーです。
SONYのここがイイ!
業界をリードする最新技術をつぎつぎと開発し、それをガンガンと搭載してくるのがSONYです。
ハイエンドモデルのスペックが高いのはもちろんですが、エントリーモデルにも新しい技術を採用してくるため、低価格でもかなりスペックの高いカメラとなっています。
カメラとしての完成度はNikonやCanonに劣るかも知れませんが、ハイテクな機能を使いたいならSONY一択ですね!
SONYのここがイマイチ
カメラはハイスペックなものの、耐久性には少し難があり故障率が高め。
またモデルチェンジのサイクルが早く、すぐ型落ちになってしまうのも痛いところです。
SONYの代表的な機種
OLYMPUS(オリンパス)
※画像引用元:OLYMPUS(https://olympus-imaging.jp/)
OLYMPUS 3つの特長
- 高速連写が得意
- 手軽に望遠レンズを楽しめる
- リーズナブルな価格設定
マイクロフォーサーズセンサーを採用した、ミラーレス専売メーカー。
エントリーモデルのPENシリーズは、初めてのミラーレスとして大人気。
上位機種のOM-Dシリーズは、パパママカメラとして人気が高く、フラッグシップモデルは発売当時、ミラーレス最強の連写速度を誇っていました!
ミラーレスとマイクロフォーサーズセンサーを活かした小型のカメラが多く、旅行にも持っていきやすい機種が多いですね。
OLYMPUSのここがイイ!
カメラのラインナップは少ないものの、エントリーモデルからプロ機まで揃っており選びやすさがあります。
最近では後発のカメラに追い抜かれているものの、世界の度肝を抜いた連写速度が魅力で、スポーツシーンや野生動物の撮影、お子さんの遊んでいるときの一瞬のいい表情も逃しません!
カメラ自体も小型で持ち運びがしやすいのもメリットの1つですね。
OLYMPUSのここがイマイチ
ミラーレスとして完成度の高いカメラをリリースし、プロカメラマンでも使っている方が多いメーカーですが、電池持ちの悪さがあります。
OLYMPUSだけ特別に悪いわけではありませんが、SONYは新型バッテリーを開発しバッテリー容量を伸ばしています。
カメラ用の電池は価格が高いので、なかなか何個も予備バッテリーを買えませんので、バッテリー容量を増やして欲しいですね!
OLYMPUSの代表的な機種
LUMIX(ルミックス)
※画像引用元:LUMIX(https://panasonic.jp/dc/)
LUMIX 3つの特長
- 4K PHOTOがとても便利
- 自撮りしやすいカメラ構造
- エントリーからフルサイズまで幅広いラインナップ
OLYMPUSと同じくマイクロフォーサーズセンサーを採用したミラーレス専売メーカー。
だったのですが、SONY1強状態だったフルサイズミラーレスの牙城を崩すべく、フルサイズ機にも参入しました!
4K PHOTOを使った多彩な機能が特長で、超高速連写や撮った後から写真のピント位置を変えれたりと、初心者向けをサポートしてくれます。
LUMIXのここがイイ!
4K PHOTO機能を用いた多彩な機能がLUMIXの長所!
4K PHOTOには大きく分けて3つの機能があります。
4K PHOTOの機能
・1秒間に30枚撮影できる超高速連写
・撮った後でピントの位置を変えられる
・撮ったあとにピントの合っている範囲を変えられる
とくに「ピントの位置を変える」と「ピントの範囲を変えられる」
この2つの機能は強力で、初心者はピント合わせを失敗しやすいのですが、この機能を使うことでミスをなかったことに出来ますね!
LUMIXのここがイマイチ
ルミックスはなぜか価格の下落が早いです。
あとから購入するユーザーにとっては良い部分ですが、発売日に購入したユーザーは涙目ですよね(笑)
LUMIXすべてのカメラが価格の下落が早いわけでなく一部のみに起こるので、発売したばかりの時に予想することができません。
またOLYMPUSとおなじく、バッテリー持ちが悪いという欠点もあります。
LUMIXの代表的な機種
PENTAX(ペンタックス)
※画像引用元:PENTAX(http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/index.html)
PENTAX 3つの特長
- 小型化されたカメラとレンズ
- 高感度性能が異常に高い
- コストパフォーマンスも高い
APS-Cセンサーの一眼レフを作り続けているメーカー。
近年ではフルサイズ一眼レフも販売し始めました。
カメラ自体のタフさと高感度性能の高さが売りのメーカーで、数値上はPENTAXに適うメーカーはいません。
1機種ずつしかないものの、ミラーレスと中判カメラも生産しています。
PENTAXのここがイイ!
ペンタックスの特徴の1つが、やたらと高感度性能が高いことです。
他メーカーのハイエンドモデルより、高感度性能が高いエントリーモデルを販売している訳のわからないメーカー(ほめ言葉)
高感度性能が高いと夜景撮影とかも、三脚なしで撮れるため大変便利!
またカメラ自体の重量はあるものの、カメラ・レンズともにコンパクトに作られています。
価格も安いためコストパフォーマンスにも優れていますね!
PENTAXのここがイマイチ
タフで高感度性能も高く、それでいて小型なカメラを販売しているPENTAXですが、オートフォーカスが他社に比べ弱い。
AFポイントは少なく、追従性も弱いので動体撮影は他のカメラと比べると苦手です。
あとシャッター音が大きめなので、静かな場所では目立ちますね。
PENTAXの代表的な機種
FUJIFILM(フジフイルム)
※画像引用元:FUJIFILM(https://fujifilm.jp/)
FUJIFILM 3つの特長
- カンタンにフィルム風写真が撮れる
- クラシカルなデザイン
- 画質が良い
フィルムメーカーのFUJIFILM。
長年培ってきたフィルム技術を再現する「フィルムシミュレーション」がカメラに搭載されていて、誰でもカンタンにフィルムカメラで撮影したような写真を撮ることが出来ます。
カメラのデザインもクラシカルで、フィルムカメラを彷彿させるものがあります。
主にAPS-Cセンサーを搭載していますが、中判カメラも生産していて、2018年には1億画素の中判カメラの開発がアナウンスされました!
FUJIFILMのここがイイ!
富士フイルムの良さはなんといっても、80年以上培ってきたフィルム技術を再現できるところ。
「フィルムシミュレーション」の機能を使えば、最新のデジタルカメラでフィルム風の写真をカンタンに撮影することができます。
この機能はたいへん好評で、フィルムシミュレーションが使いたいからFUJIFILMのカメラに乗り換えたという人も多い。
また画質の良さにも定評があり、フルサイズセンサーのカメラに迫るほどの画質と評されます。
FUJIFILMのここがイマイチ
画質が良くフィルムシミュレーション機能も好評なFUJIFILMのカメラですが、ボディ内手ブレ補正が搭載された機種が1つしかありません。
「画質の邪魔をする機能は搭載しない」というFUJIFILMの考えで、手ブレ補正が搭載されていないのですが、夜のスナップ撮影や暗い室内で単焦点レンズを使って撮影したい時には、やはり手ブレ補正は欲しいです。
現状はフラッグシップモデルにしかボディ内手ブレ補正がありませんので、今後増やして欲しいところですね。
FUJIFILMの代表的な機種
まとめ
どうでしょうか。
なんとなくメーカーの特徴が掴めましたでしょうか?
一眼レフはレンズを交換することが出来ますが、もちろん違うメーカーとの互換性はないので、例えばはじめにNikonを選んだ方はずっとNikonのカメラを使うことが多いです。
途中で別のメーカーに乗り換えると、今までに買ったレンズが無駄になってしまいますし、あたらしいレンズを購入する資金も必要になります。
なので、はじめのメーカー選びが重要になるんですね!
「どのメーカーのカメラを買うか?」は、とても悩ましいものですがその時間も楽しいはず。
じっくりと悩んであなたの相棒となるカメラメーカーを選びましょう!